「二丁目のジャニーズ最終戦争篇」原 吾一
2023/04/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(60点)
要約と感想レビュー
著者は自らゲイであり、同じゲイであるジャニー喜多川がジャニーズ事務所のメンバーに性加害を行っていると批判している一冊です。ただ、内容は関係者に聞き取りしている内容であり、証拠もなく、伝聞であるところが弱いのでしょう。
ジャニーズ事務所の社員との話では、ジャニーズ事務所のタレントの雰囲気が、ウリセンバー(売り専バー)の雰囲気と似ているとしています。タレントを支配するジャニー喜多川が、ウリセンバーの元締めと同じということなのです。
また、同性愛者の出会いの場の多い"ゲイの町"と呼ばれる新宿二丁目で、ジャニーズのメンバーが働いているという噂を調べています。私は始めて知ったのですが、ウリセンバー(売り専バー)とは、お金を払えば外出してホテルで一発できる店であり、そこにジャニーズのタレントがいたというのです。
そもそもジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川が"ジャニーズ"という野球チームからスタートしたという。そのチームの何人かが、芸能界にあこがれていたのを知って、その歓心をかうために芸能界に進出したというのです。すべてはジャニー喜多川の欲望のためだったというのです。
伝聞ばかりで残念な一冊でした。原さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・ほかの芸能プロに移籍・・・・ジャニー喜多川だったら、どんな手段をとっても、それを妨害するだろうね(p15)
・スキャンダルを流すのなら、今後一切、当事務所との関係を切らせてもらいます・・やりたい放題なのだ(p54)
【私の評価】★★☆☆☆(60点)
目次
1 森且行(もりかつゆき)の引退
2 週刊読売の記事
3 帝国の横暴
4 同じ動作
5 もう一人の犠牲者
6 田原俊彦の復活
7 残る疑惑
8 あるファンの決意
9 意外な弱点
著者経歴
原 吾一(はら ごいち)・・埼玉県生まれ。10代より紆余曲折の人生を歩みはじめ、芸能界、新宿二丁目などを放浪。その経験を生かし現在は文筆活動に入る。
ジャニー喜多川関係書籍
「SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ」木山 将吾
「SMAPはなぜ解散したのか」松谷 創一郎
「光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」北 公次
「ジャニーズのすべて 少年愛の館」平本 淳也
「二丁目のジャニーズ最終戦争篇」原 吾一
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