【書評】「お金をかけない集客図鑑」吉澤 健仁
2023/04/03公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
ライバルを真似る
メルマガ読者をどうやって増やそうかと手にした一冊です。このメルマガは趣味でやっていますので、あえてお金をかけてまで読者を増やそうとはしてきませんでした。この本で、試行錯誤の抜けをチェックしようと思ったのです。
まず、競合(ライバル)のやっていことを調べて真似るというのが基本です。私の場合では、同じようなメルマガを購読して、メルマガの構成、表現、サイトとの連携、発行頻度、キャッシュポイントはどこにあるのか、集客はどうやっているのか、などを教えてもらうのです。
資金力があれば、友だち紹介キャンペーンをしているところもあります。例えば、メルカリでは「招待した人もされた人も!お買いもので使える2000円分ポイント必ずもらえる!」というキャンペーンをやっていました。最初に4000円のコストをかけても顧客が1人増えれば、それ以上の利益が増えるというデータがあるのでしょう。私の場合は、本を毎週2冊プレゼントしていますが、もう少し工夫が必要なのかもしれません。
・競合他社の商品・サービスを徹底的に使う(p38)
会員限定の特典
商品があまり認知されず、売れないとすれば、マーケティング的に考えれば、見せ方を変える、つまり、外見を変える、表現方法を変える、価格体系を見直すなどが考えられるのでしょう。メルマガを動画や音声での情報発信にしたり、タイトルを変えてみたり、有料メルマガを発行してみるというのもあるのでしょう。メルマガやSNSなどの情報発信の中で、会員限定の特典を組み込んでも面白いかもしれません。
SNSでの情報発信では、制作の裏側やプロセスを見せると顧客との距離が近くなるようです。私の場合ですと、あまり面白いとは思えませんが、本を読んでいるところを動画で公開するという感じでしょうか。クラウドファンディングの仕組みを使って、メルマガ読者に読書普及活動に協力してもらうのも面白いかもしれません。
・会員限定の特典・・有料会員になると限定コンテンツが読める(p115)
口コミの活用
おや?と思ったのは、ポッドキャストやオーディオブック、インターネットラジオなどの音声SNSをやっている人がいるということです。私は音声SNSは使っていないのでわかりませんが、気軽に使うことができるのが特徴のようです。
コロナウイルスの実効再生産数と同じで、顧客がサービスをどれだけ口コミで顧客を紹介してくれるのかが、読者増のポイントのようです。口コミ対策を考えたいと思います。吉澤さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・初回購入のハードルを下げる(p103)
・デメリットも同時に紹介して好感度を上げる(p78)
・メディア掲載の多いプレスリリースの「型」を取り入れる(p125)
・TwitterやInstagramノストーリーズには投票機能(Instagramは「アンケート機能」)があります(p208)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
序章 集客の流れを理解する
第1章 商品・サービスを磨く
第2章 見せ方を変える
第3章 集客する
第4章 リピーターをつくる
著者経歴
吉澤健仁(よしざわ けんじ)・・・1981年、大阪生まれ。同志社大学・法学部卒業。新卒で資生堂に入社し、化粧品の販売業務に従事。その後、WEBサイトの企画・制作・プロモーションを行うエスト株式会社を創業し、代表取締役に就任。WEBサービスの立ち上げ支援、ECビジネスのコンサルティングなどに従事。2013年5月、株式会社キャリーオンを設立し、子供服のシェアリングプラットフォームを創業。子育てママに人気のサービスに成長し、約9万人の会員と買取点数100万点を越える規模に拡大。子供服の二次流通では国内最大級のサービスとなる。2021年8月、M&Aで同社を売却。環境省グッドライフアワードの実行委員会特別賞を受賞。
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