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【書評】「売れる営業がお客様に会う前にやっていること 初対面の7秒で絶大な信頼を勝ち取る」谷崎 真吾

2025/06/27公開 更新
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「売れる営業がお客様に会う前にやっていること 初対面の7秒で絶大な信頼を勝ち取る」谷崎 真吾


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー


売り込まない営業

住宅販売会社で著者が成果を出した営業テクニックは、売り込まない営業です。「商品についての説明」をこちらからは一切行わず、お客様から聞かれたときだけ答えるのです。


初回の電話問い合わせでは、同じように商品の説明はせず、お客様が抱えている課題をヒアリングします。お客様はネットで自分で調べて問い合わせているので、営業マンはその疑問に答えるだけでよいのです。


お客様の沈黙は最大のチャンス・・・絶対に沈黙をさえぎらない(p251)

お客様からの信頼が全て

つまり、売り込まないということは、お客様からの信頼を得て、お客様が自分から買いたいという状況を作るのです。そのためにもお客様から信頼してもらうことが必要です。「この人、大丈夫かな?」と思われたら、そこで終了なのです。


だから、対面のときには、身だしなみや表情、話し方など、お客様に悪い印象を与えるないことが最低限必要です。姿勢を正し、笑顔で、自信を持ってお客様に対応すればよいのです。


背筋をピンと伸ばし、自信を持って胸を張ること(p145)

チェックリストで漏れ防止

個人的には、電話ヒアリングチェックリストが秀逸だと思いました。チェックリストを電話の横において、電話対応をするのです。


チェックリストに、「今後の連絡方法」と書いてあります。つまり、連絡するには電話がよろしいですか?メールのほうがよろしいですか?と聞くのです。そのうえで、メールアドレスや電話番号を聞けばよい。


チェックリストに、「商品を必要とする悩み」と書いてあります。営業マンは商品の説明ではなく、お客様の悩みを聞くのです。


チェックリストに「次回以降の希望連絡時間帯」と書いてあります。営業マンはお客様に迷惑にならないように連絡するのです。


メールアドレスを教えてください!・・ではなく・・電話よりメールのほうがよろしいですか?(p70)

仕組みで営業する

住宅販売会社だけあって、お客様の「管理表」や前日の「リマインドメール」などの仕組みが整備されており、営業のばらつきを減らしているようです。


後は、営業マンはどれだけお客様とよい関係を築けるのか、「手書きの自己プロフィール」や「競合と自社の比較表」で差別化するのでしょう。


営業のコツとしてはよくまとまっていると思います。谷崎さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・少ないお客様に集中すると、リピートや紹介につながる(p188)


・手書きの自己プロフィール・・追加すると良い項目・・・「趣味」と「苦手なこと」(p89)


・電話ヒアリングチェックリスト・・・商品を必要とする悩み・・今聞いておきたい内容・・次回以降の希望連絡時間帯・・今後の連絡方法・・購入希望時期・・(p56)


▼引用は、この本からです
「売れる営業がお客様に会う前にやっていること 初対面の7秒で絶大な信頼を勝ち取る」谷崎 真吾
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谷崎 真吾(著)、日本実業出版社


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次


第1章 信頼を得るために「初対面で名刺を渡すまでの7秒」が大切なワケ
第2章 初回の電話問い合わせでは「初対面の7秒」へ向けた安心材料を提供する
第3章 思考が整うツールを渡しておけば、初対面7秒までにお客様の悩みは解決している
第4章 お客様と初めて対面する前までに必ずやっておくこと
第5章 商談を左右する初対面の7秒間の「1秒ごと」の振る舞い方
第6章 7秒後のお客様の反応を見て、そのお客様への営業を判断しよう
第7章 初対面以降に信頼を得るためのお客様への聴き方・質問の仕方・伝え方
第8章 商談後にお客様との関係性をキープし続けるフォローのやり方
第9章 ここまでやれば、2回目の商談で決断してもらえる!


著者経歴


谷崎 真吾(たにざき しんご)・・・広島県生まれ。大学卒業後、北九州の住宅販売会社へ入社。営業や心理学に関する書籍を数百冊読む中で、信頼を獲得する最大のチャンスは初対面から名刺を渡す7秒までにあると考え、独自のプル型営業メソッドを構築。その結果、年間MVPを受賞する。その後、35歳で会社創立以来最年少の事業本部長に抜擢。指導した部下も年間MVPを受賞するなど次世代のトップセールスを輩出。


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