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「本当に頭のいい人が実践している AI時代の読書術」藤井孝一

2024/06/13公開 更新
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「本当に頭のいい人が実践している AI時代の読書術」藤井孝一


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

読書と実践とアウトプット

メルマガ「ビジネス選書&サマリー」発行者の藤井さんによる読書術です。タイトルが「AI時代の読書術」となっていますが、AI時代であっても人の判断が必要となるのは変わりません。AI時代だからこそ、高いレベルの判断力が求められているともいえるのです。


藤井さんの読書術を一言で言えば、本に書いてあることを、実践することです。ひとつでもいいからやってみるのです。仮に何もやれななったとしても、この本に書かれてある内容を自分なりにまとめてアウトプットしたり、「どうすれば自分の日常に役立つか」を考えたり、実践に向けた試行錯誤が大事なのです。


本の内容が「どうすれば自分の日常に役立つか」を考えます(p135)

情報収集の手段として読書は有用

本書の前半で、藤井さんは読書の重要性を証明しようと試みます。例えば、収入が高い人ほど読書量が多いというデータを示しています。読書をしているから収入が多いのか、収入が多いから読書をしているのか、という議論です。また米国の大学の調査で、読書をするグループは、読書しない人に比べて、12年間で17%死亡リスクが低いというデータを示しています。


いずれにしろ、多くの成功者、経営者が読者の必要性を語っています。本を読めば必ず成功するわけではありませんが、情報収集の手段として読書が有用であることは間違いないのでしょう。


ウォーレン・バフェットは、一日の約80%を読んで考えることに費やすと言っています。彼は、新聞や年次報告書に加え、たくさんの書籍を読み、情報に基づいて投資決定を行っています(p23)

早起きが生活の基本

著者は20代で船井幸雄さんの「早起きは自分を賢くする!出勤前の30日「自己革命」!」という本を読んで早起きをはじめたという。私も野村正樹さんの「朝・出勤前90分の奇跡」という本を読んで早起きをはじめました。まず、早起きで時間を作り、その時間を読書やアウトプットなど有用な活動に使うわけです。


藤井さんのおすすめの本を見て、志向が私と似ていると感じました。藤井さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・これからは目的地の設定が人間の重要な役割になる・・・ナビに目的地を入力する仕事です(p35)


・読書を習慣にするコツ・・小さな目標を設定する(p79)


▼引用は、この本からです
「本当に頭のいい人が実践している AI時代の読書術」藤井孝一
藤井孝一、ぱる出版


【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

第1章 AI時代の読書
第2章 こう読めば、頭が良くなる
第3章 頭が良くなる本はこう選ぶ
第4章 頭が良くなる読書の活かし方
第5章 私が読んできた名著たちおすすめ30冊



著者経歴

藤井孝一(ふじい こういち)・・・経営コンサルタント。株式会社アンテレクト取締役会長。年間1000冊以上のビジネス書に目を通し、300冊以上読破する愛読家。メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』は、日本最大級の読者数を誇る。雑誌などのビジネス書特集で本の選定や書評を行い、企業の研修で読み方の指南を行う。自らもビジネス書を多数執筆している。代表作『週末起業』(筑摩書房)をはじめ50冊以上。うちいくつかは中国、台湾、韓国でも刊行されている。


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