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「図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ」平木 典子

2008/08/26公開 更新
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図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

 この本の「自分の気持ちを相手にきちんと伝える技術」は、アメリカで発達したようですが、この技術が本当に必要なのは日本人でしょう。まず、基本は自分の気持ちを理解することです。


 私も自分の気持ちがよくわからない傾向があって、同僚の発言に、もやもやした感覚を持って、しばらくしてから「あっ、これが不満だったんだ」と気づくことがあります。人は、自分の気持ちを抑えることに慣れてしまうと、自分の気持ちさえわからなくなってしまうようです。


・自分の気持ちを明確に把握する・・・赤ん坊は自分の気持ちがわかっている(p42)


 こうした心の習慣は簡単には崩れないと思いますが、この本では、いくつかのヒントを与えてくれます。


 まず、Iメッセージとして有名ですが、「私は・・・と感じる」「私は・・・してほしい」と自分の気持ちを表現してみることです。自分の気持ちを表現する訓練を日頃からやってみるのです。


・「怖い」と感じたら「怖い」と言う(p124)


 また、感じていることを素直に表現し、○○してほしいと言う訓練も必要です。たとえば、「うるさい!」ではなく、「うるさいので、静かにしてください」という感じでしょうか。


 電車で注意したりすると、逆に殴られたり、厳しく注意すると、悩んで自殺してしまうような時代ですので、うまく伝える技術が求められているのかもしれません。私自身の課題でもあるので、星4つとしました。


この本で私が共感した名言

・自分を知らせないで人と仲良くなったりすることはない(p92)


・私たちには、誰からも尊重される権利がある(p60)


・できれば怒りの程度が・・・中程度のときに「やめてほしい」ことをはっきり伝えれば、怒りがたまったりするのを防ぎやすくなります。(p120)


▼引用は、この本からです。
図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ


【私の評価】★★★★☆(88点)



著者経歴

 平木 典子(ひらき のりこ)・・・1959年生まれ。米国に留学し、カウンセリング心理学を専攻。帰国後、カウンセラーとしてアサーション訓練の第一人者。現在、東京福祉大学大学院教授、


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