「一瞬でデキる奴になる!48の心理テクニック」内藤 誼人
2008/08/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
職場で使える「心理テクニック」集です。ときどき「悪の職場テクニック」とも言えるヤバイ技術も書いてあって、飽きません。
たとえば、何かを頼む時には、必ず理由をつけるようにします。本当は感覚的なもので、理由はない場合でも、理由があったほうが指示された人としては従いやすいものです。
・職場では、言いにくいことでもどんどん主張していくことが大切だ。・・・注文を通すには、「理由らしきもの」を用意しておけば、より効果的である。(p79)
また、意識的にやっているのではないでしょうが、上司と話すときに緊張している雰囲気の人がいますが、これはこれで上司は悪い気はしないものです。
多分、性格的なものもありますが、それまでの経験のなかで、緊張しているほうが、その場をうまくとりつくれたということもあると思います。
・わざと緊張してみせるのも一つのテなのだ。・・・相手は、「俺は緊張されるほどの人物なのだ」と勝手に勘違いして、悦に入ってくれるであろう。(p25)
こうしたテクニックは、長年の経験から自然とやっている人もいますが、まったく気づかない人は、教えてもらわなければ一生わからないままでしょう。使う必要はありませんが、知っておくことが大切だと思います。
最後まで飽きずに読めましたので、本の評価としては、★4つとしました。
この本で私が共感した名言
・「・・・すぐに顔が"真っ赤"になっちゃうんですよ」・・欠点、弱み、コンプレックスを自分から暴露するのは、誠実さのアピールになるのである。(p14)
・私は喫煙者であるが、人と会う時には、なるべくタバコを我慢する。・・・なぜなら、「喫煙者」には、ネガティブなイメージがついて回っているからである。・・・軽く考えてはいけない。(p57)
・大人が子供を叱りつけるような注意の仕方は良くない。もう少しうまくやった方がいいよ、とアドバイスすればいいのだ・・・「査定にひびくかもしれないから、もう少しうまくやった方がいいぞ」(p146)
・こちらが弱々しい姿勢でいると、攻撃的な上司は、これでもか、これでもか、というくらいに高圧的な態度をとる・・・手っ取り早い方法が、「笑顔を見せない」というやり方だ。無表情のままで受け答えしよう。(p155)
・がむしゃらに仕事をしていても、能率は上がらないものである・・・誰でも安全・確実に実行できる「おサボり」戦術は、「風邪」を引いてしまうことだ。(p93)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(84点)
著者経歴
内藤 誼人(ないとう よしひと)・・・心理学者。心理コンサルタント。著書多数。
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