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「記憶する技術―覚えたいことを忘れない」内藤 誼人

2014/04/13公開 更新
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記憶する技術―覚えたいことを忘れない

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■学校では、覚えるべきことは教えてくれますが、
 覚える方法は教えてくれません。


 学校で教ええくれないのであれば、
 自分で学びましょう。


 記憶する技術は、
 確立しているのです。


・きちんと記憶したいときには、
 本を読むときに、声を上げて読んでみることです(p180)


■暗記する技術の基本には、
 次のようなものがあります。

 興味を持つこと。

 繰り返すこと。

 五感を使うこと。

 アウトプットすること。

 関連で覚えること。

 イメージで覚えること。

 復習すること。


 これらを組み合わせて、
 自分なりのスタイルを確立すると
 良いのでしょう。


・源頼朝といえば鎌倉幕府を開いた人物ですが、
 そんな知識よりも「日本で娼婦を公認した、一番最初の人」
 というウラ話のほうが、よほど楽しい・・・
 5つ覚えてしまったほうが、たった一つの情報を孤立的に
 記憶するよりも、はるかにたやすい(p152)


■勉強法を確立すれば、
 受験勉強は怖くありません。


 あとは、やるかやらないか。


 やらなくてはならないように
 自分を追いこめば良い。


 内藤さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・かりに覚えられないことがあるとすれば、
 それは「頭が悪い」からでなく、
 自分自身が覚えたくないと思っているからです(p15)


・言い訳をしてはいけません・・・
 ギリシャ7賢人の第一に挙げられるタレスや、
 数学者ヒュベラテスなどはみな商人でした・・・
 遺伝子の法則を発見したメンデルは教会の牧師でしたし、
 哲学者のスピノザはレンズみがきの職人でした(p52)


・身体が覚えたことは絶対に忘れません・・・
 手を使ったり、耳を使ったり、必要なら足を使ったりして、
 全身で学習していくようにしましょう(p80)


・3分、5分、10分の時間を使って、
 「記憶のメンテナンス」をやりましょう・・・
 「復習」をするといいでしょう(p91)


・「1時間しか勉強しない」と決めると、
 自然と集中力は高まります(p147)


・記憶するときは、ぜひそれを
 「他人に語る」という
 目的意識を持ってください(p20)


・勉強したいなら、そういう環境に自分を放り込んでください・・・
 そういう環境を"自分で"作る・・・
 「自分より劣る人間を友人とするな」(p59)


・不安があるからこそ、努力するんだ・・・
 これだけ不安が強いのだから、もうこれ以上、
 不安は強くならない・・・
 失敗しないやつは、成功しない・・・
 不安と「上手におつき合い」する(p56)


・新聞を熟読吟味するよりは、自分の調べたいテーマの
 専門書を読んだほうが、ずっとタメになります。
 毎朝、新聞を30分読んでいる人は、その30分間を、
 自分のテーマを勉強することに利用しましょう(p178)


記憶する技術―覚えたいことを忘れない
記憶する技術―覚えたいことを忘れない
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内藤 誼人
中経出版
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【私の評価】★★★☆☆(78点)

■目次

第1章 ホンモノの"記憶術"をマスターするために
第2章 頭のいい人の思考習慣を身につけよう
第3章 効率のいい"復習法"を身につける
第4章 記憶を促進するマル秘テクニックを学ぶ
第5章 知識を効率よく吸収する勉強術を知ろう


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