「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」本田 直之
2015/03/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
レバレッジシリーズの本田さんの一冊。いかに効率的に目標を達成するのか。これまでの集約的な一冊となっています。これまで気づかなかった視点が3つありました。一つは、専門家のアドバイスを受けること。我流でやるよりも効率的ですし、回り道をせずに短時間で成果を達成する可能性が高まるのです。
・専門家の指導を仰ぐ・・・ウェイト・トレーニング・・テニスやゴルフ、スキーなど(p88)
二つ目は、原理原則の根拠を、経営・投資・スポーツそして脳科学の世界に求めていることです。脳科学は、心理学というか人間というものの性質を知るということ。歴史に学ぶよりサッカーのマネジメントに学ぶというのは、新しい視点だと思います。
・迷わずにアクセルを踏み続けるために「脳科学」「スポーツ」「投資」「経営」の4つから、科学的な根拠を求めます(p66)
そして三つ目は、著者はストレスを減らすために、何をするにも、事前に情報収集することです。調べつくすのです。そうした、ひと手間かけるかどうかで、将来のトラブルを予防することができて、結局、急がば調べろなのです。小さな面倒をやっておくだけで、その後が楽になるのです。例えば、マニュアルを熟読する。病院でも映画館でもホテルやレストラン、交通機関でも必ず予約をとるようにしているという。
うまくいく人は、先までよく考えているのだと思いました。先読み力があるから、先手を打っているし、危機のときのBプランも考えている。だから、すべては想定の範囲内なのです。そして、よく考えているといえば、特に著者の「やらないことリスト」をつくっていることに注目しました。「営業・売り込み」「定時出勤」「下請け」「作業」「社内調整」「無料相談」「締切に追われる生活」などやりたくないことを明確にすれば、逆に何をやればよいのかが見えてくるのです。考えましょう。
本田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・一度パターン化してしまえば、いつでも簡単に再現可能になります・・・そこでチェックしてほしいのが、「その考えを、他者にわかりやすく説明できるか」(p42)
・自分で型を選ばないと、気づかないうちに他人がつくった型にはまる(p53)
・先読みのくせをつけましょう。思いつきの行動をくり返していたら、結局遠回りすることになります(p133)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
1 考え方編
(面倒くさいから「目標」をつくる
面倒くさいから相手の話を聞く
面倒くさいからやる気を下げない ほか)
2 日常生活編
(面倒くさいから「朝5分」に一番力をそそぐ
面倒くさいから定位置をつくる
面倒くさいから全部予約する ほか)
3 仕事編
(面倒くさいからやらないことを決める
面倒くさいから「お手本」を見つける
面倒くさいからパソコンを頻繁に買い替える ほか)
著者経歴
本田直之(ほんだ なおゆき)・・・レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、レバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)。明治大学商学部産業経営学科卒。(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。世界遺産アカデミー正会員
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