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「何を捨て何を残すかで人生は決まる」本田 直之

2022/08/25公開 更新
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「何を捨て何を残すかで人生は決まる」本田 直之


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

 ハワイ、東京に家を持ち、1年のうち半分がハワイ、3ヶ月が日本、2ヶ月を欧米、1ヶ月をアジアの国を旅しながら仕事と遊びのデュアルライフを実現している本田さんの一冊です。本田さんは小さい頃から、通信簿に「協調性がない」「自己中心的な傾向がある」と書かれてきたという。


 本田さんに言わせれば、それは協調性がないのではなく、自分はどうも組織のルールどおりの生活が合わないということ。だから、自分をルールに合わせるよりも、自分を大切にしているということです。もちろん組織に入って、組織のルールに合わせていく人生も安定した生活を保証してくれるでしょう。ただ、会社に言われるままに異動し、言われることを処理する仕事は自分に合わないと気づいて、今の生活を作り上げたのです。


・一番怖いのは、なんとなく流されたまま生きてしまうことです(p112)


 本田さんの特徴は、生活習慣が固定化しないように、定期的に見直ししていることでしょう。例えば、引っ越しをする。新しいことをやってみる。新しい土地を旅してみる。あえて変化を取り入れているのです。つまり本田さんは、そうした変化によって新しい体験をしたいのであり、そうしたことができる自由さを大切にしているのです。


 だから物を持たないこと。そのために定期的に引っ越しをして、物を捨てること。会社組織に属さないこと。カバンを持たないこと。持たないことで自由が広がるし、物を買うかわりに、新しい経験をするためにお金を使うのです。ただし断捨離をするときに気をつけているのは、小さく「実験」することです。例えば、いきなり別荘を買うのはバツで、半年だけ借りてみて都会と海辺の週末デュアルライフを始めてみるのはリスクが少なくOKなのです。


・どんなライフスタイルを実現したいのか・・そのまま「何のために働くのか」という問いにもつながっていきます(p81)


 もちろん本田さんのハワイと日本のデュアルライフは簡単にできたわけではありません。いかに収入を確保し、支出を減らすのか試行錯誤してきたという。


 まず、いかに収入を得ていくのでしょうか。会社組織の外で収入を得るためには、プロでなくてはならないし、指名されるオリジナリティが必要です。社外で通用する人になるためには、業務時間外に本を読み、一流の人に会い、よい仕事をしている人のやり方を観察するなどの自己投資と時間が必要なのです。それを本田さんはやってきたのです。


 反対に支出を減らすという考え方もあります。今の半分の生活費で暮らすことができるか実験することを著者は提案しています。支出を減らすことができるなら、最悪でも生活していけると自信が持てるのです。


 すべてはどういった生活が自分に合っているのか、というところからはじまっていることがわかりました。これが本当の自己中心的生活なのでしょう。本田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・物を減らすこと・・常にルーティンを壊す勇気を持つこと・・ライフスタイルを定期的に見直し、作り直すこと(p76)


・仕事上の意思決定は「正しいか、正しくないか」で判断し、プライベートの問題は「楽しいか、楽しくないか」で決めればいい(p94)


・オリジナリティを育てるのは、「なんでもできます」ではなく、「これしかできません」(p155)


・重要なのは「誰を知っているかではなく、誰に知られているか」・・自分が頼るのではなく、むしろ相手から頼られるような関係(p99)


・労働時間が「ムダに長い」人・・成果につながらない作業の多さ・・やらされ感を持って仕事をしている(p126)


・あなたが自ら会を主催する時は、とにかくテーマを絞り込む・・ビジネス書が好きな人の会、ワインの愛好家の経営者が集う会、旅好きの集まる会(p103)


▼引用は、この本からです
「何を捨て何を残すかで人生は決まる」本田 直之
本田 直之、青春出版社


【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

第1章 「人生を縛る常識」を持たない
第2章 「なくてもいい物」を持たない
第3章 「必要以上のつながり」を持たない
第4章 「やらなくていい仕事」を持たない
第5章 「振り回されるほどのお金」を持たない



著者紹介

 本田直之(ほんだ なおゆき)・・・レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行う


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