「50歳からのゼロ・リセット」本田 直之
2019/08/14公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
著者の本田さんは、年2ヶ月は世界中を旅行するという。そして生活がマンネリ化すると自ら変化を作り出し、生活環境を変えてきました。その結果、旅のないときは日本とハワイで仕事をするという生活になったというのです。うらやましい。
・旅番組を見ていて「ここに行ってみたいな」と思う場所があったら、次の休みに行ってみてください・・好奇心が働いたら、素直に従ってみること(p76)
本田さんは50代でフルマラソン3時間36分の自己最高を達成。そして、50歳からのゼロリセットとしてトライアスロンへ挑戦するという。そのためにトライアスロンチームに入り、仲間とともにトライアスロンに挑戦するのです。
一人で努力するのはつらいのですが、チームなら頑張れるということなのでしょう。一つの違うコミュニティを作るという意味もあるようです。
・フルマラソン自己最高記録だった3時間45分を更新。3時間36分で完走することができました・・・わたしのいるトライアスロンチームには、50歳を超えてからタイムを上げているメンバーが何人もいます・・どんなコミュニティに属しているかは、その後の人生に少なからず影響を与えると言えるでしょう(p14)
50歳以降も健全な肉体と経済的自立が、自由な生活を保障するようです。著者がオススメしているのが「複業」です。得意な分野でアドバイザーなどになること、稼ぐ方法はいくらでもあるのです。今から準備すれば不可能ではないのでしょう。
本田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・わたしのトライアスロン仲間の1人は、50代でトライアスロンを始めました。その理由を聞くと、「60代、70代になっても人生を楽しみたいから。この先も体を動かす習慣として続けたいので、最初の3年間は一生懸命やる。習慣化されれば、あとは自然に続けられるはず」と答えてくれました(p118)
・3ヶ月に1度の軽い断食で、体を内側からリセット・・ジュースクレンズという一種の断食(p170)
・睡眠不足になるとフィジカル、メンタルにも疲労が溜まり、自分のパフォーマンスが極端に落ちていく・・毎日必ず7、8時間の睡眠時間を確保するようにしています(p172)
・自分で稼ぐ能力があるのか、ないのか。ないならば、どうすればそれが身に付くようになるのか。それをサラリーマンという安定した立場が続くうちに実験することで、50代でやるべきことが見えてきます(p158)
・顧問やアドバイザーという形で月に数回手伝って・・1社から得られる報酬は月に5万円~。(p179)
・オススメしたいのが「複業」です・・・手軽にできるのは、あなたの知識、経験をブログやSNSなどを通じて発信する、本業の休日にボランティアに近い形でコンサルティング、講師をやってみる(p69)
・無理して贅沢品を手に入れるのは、生活の質を高めるどころか、あなたの自由を奪うことになる(p105)
・就活を控えた学生を話すときは、必ず「お金を払ってでもやりたい」と思える仕事、「お金を払ってでも行きたい」と思える会社を選びなさいとアドバイスしています(p73)
・大学の授業で学生に伝えているのは、物事を「誰かにやらされている」と思ってやるのか、「自らの意思」でやるのかで大きな差が出る、というシンプルなメッセージです(p38)
・カルチャーショックを受けた出来事・・・ドイツから来たクラスメートに話しかけたとき、「今は集中しているので、あとにしてもらえる」とピシャっとシャットアウトされる体験でした(p47)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 「手放す」ことで自分の本当の強みが見えてくる
第2章 変化の時代、「何を」譲らずに生きるのが幸せか
第3章 今こそ、自分の「現在地」を確認しておく
第4章 「自分の人生」を取り戻す、この小さな一歩
著者紹介
本田直之(ほんだ なおゆき)・・・レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、レバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)。明治大学商学部産業経営学科卒。(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。世界遺産アカデミー正会員
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