「海の都の物語〈6〉―ヴェネツィア共和国の一千年」塩野 七生
2010/05/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■交易で富を集め、
海軍力により地中海を制覇した
ヴェネツィア共和国にも最後が訪れます。
最後には、軍事力とナポレオンに
占領されてしまいます。
やはり最後は軍事力か・・・。
日本の将来がちょっと不安になりました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ヴェネツィア内の教会財産は課税の対象とされ、実際に税を支払わせられていた(p18)
・イエス・キリストは、その短い生涯の中で、いくつか洞察に富んだ言葉を残したが、その中で、最も洞察に富みながら、最も守られることの少なかったのが、次の一句であった。「皇帝のものは皇帝に、神のものは神の」(p30)
・フィレンツェ出身の政治家で歴史家でもあるグイッチャルディーニは、死ぬまでに見たいものの三つのうちの一つとして、政治に口出ししない聖職者をあげている(p32)
・独占の弊害は、それが経済的な必要以上になされることによって、社会の上下の流動が鈍り、貧富の差が固定化し、結局は、その社会自体の持つヴァイタリティの減少につながるからである(p87)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(78点)
「海の都の物語〈1〉ヴェネツィア共和国の一千年」
「海の都の物語〈2〉ヴェネツィア共和国の一千年」
「海の都の物語〈3〉ヴェネツィア共和国の一千年」(未録)
「海の都の物語〈4〉ヴェネツィア共和国の一千年」
「海の都の物語〈5〉ヴェネツィア共和国の一千年」
「海の都の物語〈6〉ヴェネツィア共和国の一千年」
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