「ロスジェネの逆襲」池井戸 潤

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ロスジェネの逆襲

【私の評価】★★★★☆(83点)


■「半沢直樹」シリーズで
 半沢が銀行から証券会社に出向した後の物語です。


 半沢の元に、巨額の企業買収の
 アドバイザー契約の話が持ち込まれます。


 ところが、東京中央銀行に横取りされてしまう。


 情報をリークしたヤツはだれだ?
 倍返しだ!


■テレビの「半沢直樹」は勧善懲悪的な
 編集となっていました。


 一方、小説の「半沢直樹」は、
 正しい者が勝つとは限らない組織の不合理性を
 半沢はちゃんと理解しています。


 だから、証券会社に出向になるのも覚悟のうち。


 そうした汚い組織の論理を知りつくしながら、
 あえて自分の筋を通すところに
 半沢の信念があるのです。


仕事は客のためにするもんだ
 ひいては世の中のためにする。
 その大原則を忘れたとき、
 人は自分のためだけに仕事をするようになる。(p367)


■小説としては楽しめました。


 IT企業の買収をストーリーにしていますので、
 実話を絡めると面白かったのでは?
 などと思ってしまいました。


 池井戸さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・父は結局、最後まで自己破産を申請しないまま死を選んだ・・
 カネのために、父は自分たちと永遠の別れを告げたのか・・
 父の遺言書には、生命保険が下りたらどこの会社にいくら返済
 してくれということが事細かに書いてあった(p86)


・全ての働く人は、自分を必要とされている場所にいて、
 そこで活躍するのが一番幸せなんだ。
 会社の大小なんて関係がない。知名度も。
 オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中味だ(p231)


ロスジェネの逆襲
ロスジェネの逆襲
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池井戸 潤
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★☆(83点)


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