「プロフェッショナル 勝者のための鉄則55」張本勲
2013/11/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
サンデーモーニングで「あっぱれ!」「喝!」でおなじみの張本さんの一冊。球界の暴れん坊といわれる張本さんも、現役時代は、不安で必至で練習したという。例えば、打てなかった時は悔しくて練習する。打てた時でも、明日も打てるとは限らないから不安にかられて、夜中にガバッと起きて、パンツ一丁でバットを振ったりしたというのです。
勝負の世界特有かもしれませんが、負ければ飯が食えないというのはプロならだれでも同じはずです。「もう二度とやりたくない」と思うほど張本さんは徹底して野球に打ち込んだのです。あなたは、そう思えるほど今の仕事と真剣に向き合っているだろうかと、問いかけています。
・この1本の素振りをサボったら、まだダメになってしまう。その恐怖感、不安感で1本1本、全身全霊を込めて振った。(p59)
当然、人間には素質がありますから、限界はあります。しかし、その素質を生かし切るための不断の努力が必要だというのです。プロの世界では素質は当たり前。最後は努力で差が生まれるのです。
「自分の素質を生かし切る」という考え方がいいですね。自分の限界に挑戦してみたい。そうした生き方をしたいものです。張本さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・1 自分自身の素質を生かし切るための正しい技術力
2 その正しい技術を習得するための不断の努力
3 努力し続けるための自己管理力(p9)
・慢心したツケはいつか自分に返ってくる(p55)
・仕事のできる人は、どこか繊細で臆病ではないだろうか。(p55)
・川上監督はレギュラー陣が慢心しないように常に刺激を与えていた。・・・トレードして、外野のポジション争いをさせたりした(p157)
日之出出版
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 「一流」になる条件
第2章 「一流」の思考法
第3章 「一流」の育て方
第4章 「一流」の組織論
第5章 一流組織の名参謀論
著者経歴
張本 勲(はりもと いさお)・・・ 元プロ野球選手/野球評論家。1940年(昭15)広島県生まれ。松本商高(現・瀬戸内高)から浪商高(現・大阪体育大学浪商高)を経て、59年に東映フライヤーズ入団。高卒1年目からレギュラー獲得。2割7分5厘、13本塁打の成績で新人王獲得。61年に初の首位打者、翌62年にはパ・リーグMVPに輝く。その後、日拓ホームフライヤーズ(73年)、日本ハムファイターズ(74、75年)、読売ジャイアンツ(76~79年)、ロッテオリオンズ(80、81年)で活躍。70年には当時の日本記録となる3割8分3厘4毛を樹立。首位打者は4年連続を含め7回、3割以上を16シーズンにわたってマーク。3085安打(日本プロ野球公式記録・歴代1位)を樹立する。90年野球殿堂入り。
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