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「長の十訓」藤尾秀昭

2015/04/27公開 更新
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長の十訓


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

 組織の長の心得について特集した一冊です。安岡正篤、佐藤一斎、坂村真民などの名言からが出てくるところから、非常に真面目な内容とわかりますね。


 組織の長によって、組織の成果が変わるのですから、その責任は非常に大きいのです。


・人の一生は順境もあれば、逆境もある。逆境に処してはやけにならず、順境にあっては怠け心を起こしてはならない。
 (「言志四録」佐藤一斎)(p40)


 こうした古典に真理が書かれてあることは事実だと思います。それをどれだけ自分の仕事に活かせるのかが大事です。そこが勝負なのでしょう。


 藤尾さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・第一に古今のすぐれた人物に学ぶことです。・・次に大事な条件は、怯めず、臆せず、勇敢に、己を空しうして、あらゆる人生の経験を嘗め尽くすことです(安岡 正篤(まさひろ))(p11)


・第一人の人生を生きるとは、自分の人生に責任を持つことである。言い換えれば、人は皆、自分の人生のリーダーとして生きなければならない(p51)


・すべてとどまると くさる このおそろしさを知ろう つねに前進 つねに一歩(坂村真民)(p70)


・適切な目標を示さず、社員に希望を与えない経営者は失格である(松下幸之助)(p79)


長の十訓
長の十訓
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藤尾秀昭
致知出版社 (2015-04-18)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)



目次

第1章 長たる者の器量
第2章 壁を越える
第3章 生気湧出
第4章 場を高める
第5章 心を養い生を養う
第6章 知好楽
第7章 修身
第8章 歩歩是道場
第9章 常に前進
第10章 長の一念


著者経歴

 藤尾 秀昭(ふじお ひであき)・・・1978年の創刊以来、月刊誌『致知』の編集に携わる。1979年に編集長に就任。1992年に致知出版社代表取締役社長に就任。現在代表取締役社長兼編集長。『致知』は「人間学」をテーマに一貫した編集方針を貫いてきた雑誌である。


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