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「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」藤尾秀昭

本のソムリエ 2021/08/11メルマガ登録
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「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」藤尾秀昭


【私の評価】★★★★★(94点)


要約と感想レビュー

 人間学を学ぶ雑誌「致知」のインタビューや対談記事から 藤尾編集長が一日1ページ、356人分の記事をまとめた一冊です。


 その人選がものすごい。稲盛和夫、渡部昇一、永守重信、コシノ・ジュンコ、王貞治、羽生善治、渋沢栄一、竹田和平など実業家を中心に私の好きなタイプが多いのです。この人選こそが、雑誌「致知」が何を伝えたいのか物語っているといえるでしょう。その生き様を伝えるに値する人たちなのです。


・渋沢栄一は三つの「魔」を持っていた。吸収魔、建白魔、結合魔です(城山三郎)(p44)


 人間学というだけあって、いかに生きるのかという点で書かれた内容が多く充実しています。「いまがその時、その時がいま」「一緒懸命やらなかったことを失敗という」「試す人になろう」などのタイトルも魅力的です。


 1ページが1冊分のエキスが入っていますので、この本を読むだけで、一日一冊相当の知識を得ることができるのではないでしょうか。


・私は一所懸命やらなかったことを失敗だと思っているので、やってダメだったことは失敗じゃないんです・・・工夫改善を繰り返していけば、いつの間にかうまくいくことが重なってくると思います(高田明ジャパネットたかた創業者)(p278)


 仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人たちの心の糧になる雑誌「致知」が、業界の一流人365人からの言葉をまとめたこの本は、ある意味、ズルいと思いました。これだけ詰め込めば、良い本であることに間違いないからです。


 私はこの本を読むのに1ヶ月かかりました。あまりに膨大なので、この本を起点に紹介されている人物の著作を読んでいくのも面白いのではないでしょうか。つまり、気になった著者を深堀りしていくのです。


 藤尾さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・修行時代、いつも僕は思っていた。「人の二倍働こう」「人が三年かかって覚える仕事を一年で身につけよう」(道場六三郎)(p30)


・オプティミズムを根底に、実践のただ中で何がgoodかという試行錯誤を無限に続ける(野中郁次郎)(p169)


・ルバング島で孤独感がなかった理由・・・一人の利点、それを考えればいいんです(小野田寛郎)(p264)


・手術の極意・・・術前に手術のイメージを懸命につくり上げて、本当にこれでよいのかと何度も検証を重ねる。そのイメージができていない手術は、うまくいきません(佐野公俊脳神経外科医)(p271)


・自分の思う限界は限界ではない・・・(山川宗玄正眼寺住職)(p279)


・人間は放っておくと心が病気になるんです。症状には4つあって、1つ目は「自惚れ」、2つ目に「驕り」、3つ目に「マンネリ」、そしてベースにあるのは「甘え」ではないかと思います(高原慶一朗ユニ・チャーム会長)(p318)


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▼引用は、この本からです
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」藤尾秀昭
藤尾秀昭、致知出版社


【私の評価】★★★★★(94点)



目次

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月


著者紹介

 藤尾秀昭(ふじお ひであき)・・・昭和53年の創刊以来、月刊誌『致知』の編集に携わる。54年に編集長に就任。平成4年に致知出版社代表取締役社長に就任。現在、代表取締役社長兼編集長。『致知』は「人間学」をテーマに一貫した編集方針を貫いてきた雑誌で、平成30年、創刊40年を迎えた。定期購読者数は11万人を数える。


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