「妥協なく売るためのブランディング戦術23」ダン・S・ケネディ、マット・ザグラ
2013/09/22公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
■ダン・ケネディといえば、
マーケティングの第一人者。
そのブランディングは
どのようにしたのでしょうか。
もちろん、実力があるのは当然です。
その実力をいかにPRするのか、ということ。
・他人にはない独自の強みがなければ、結局はすべて台無しになってしまうのだ(p94)
■まず、箔のつくお客さまを獲得することが
大事です。
ダン・ケネディは、全米講演家協会に
狙いを定めました。
そして20名をピックアップし、
キャンペーンやオファーを集中させ、
関係を作っていったのです。
いわゆる仲間を作ったのですね。
・全米講演家協会に売り込みを始めた1977年、教会はプロの講演家数千人を会員とする小さな団体だった。私は一緒に仕事をしたいと思う会員20人の「ヒット・リスト」を作った。他の会員全員に大きな影響を及ぼし、箔を付けてくれそうな人のリストだ。(p252)
■それ以外にも、権威付けするための
仕掛けがあります。
テレビ出演や書籍執筆などのメディア対策は、
受け身で依頼されるものもありますが、
お金を払っているものも多いようです。
明らかな広告ではなく、
番組出演や書籍出版という形の
広告なのですね。
・名声も権威も生み出すことが可能だ。どちらも努力の積み重ね、そして/またはお金の力によって作り上げることができる。・・お金を払って(テレビに)出演しているのだ。・・メディア露出のためにはお金を払うのだ(p93)
■最終的には、お客さまから、
あなたにアドバイスをお願いしたいと
依頼される形がいちばんいい。
そのためにブランディングを行います。
集客と情報提供を行います。
受け身でなく、自分から仕掛けるという
考え方を学びました。
ケネディさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・客が引きつけられる9要素
1.「うそ偽りない」人間か(誠実さ)
2.真実を話しているか(信用性)
3.知識が豊富で優秀か(確実性)
4.自分に合っているか(関係構築の可能性)
5.・・・(p57)
・営業マンはマニュアル化された巧みな宣伝文句を用いる・・アドバイザーは熟慮を重ねた答えを出す(p81)
・講演中、私は様々な段階で、過去に非常に苦労し、破産を経験していること、子どものころはひどい吃音に悩まされていたことを(隠し立てもせずに)話していた・・・「共通性の種まき」と呼んでいる(p158)
・自分を診断と処方をする「医師」と位置づけられれば、あなたは高い信頼性を有するポジションに達している・・(p201)
【私の評価】★★★★☆(82点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
目次
第1部 信頼-ブランディング-があなたを富へと導く
第2部 何が問題なのか
第3部 メディアの利用
第4部 売り込むための処方箋
第5部 リーダーになる
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする