「部下のやる気を引き出す 上司のちょっとした言い回し―聞き方・褒め方・頼み方・伝え方・叱り方...すぐに使える150フレーズ」吉田 幸弘


Tweet

【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
■やたらに長いタイトルだな・・・
と思いながら読み始めた一冊。
おっと、意外に使えるかも。
相手のやる気を引き出す言い方が、
○と×で150。
具体例があるのでわかりやすい。
コーチング流会話術だなと感じました。
・×「なぜ、終わっていないの?」・・・
○「いま、どれくらい仕事を抱えている?」(p144)
■ビビるのは、自分が使っているような
言い方があるときですね。
×これをやってくれ⇒○一緒にやってくれるかな
×なぜできない⇒○何か困ったことはない?
×まだまだだな⇒○前より良くなったね
相手を否定するようなことを言わなくても、
言いたいことは伝わるのです。
その根底には、
相手の悪いところを見るのではなく、
相手の良いところを見るという
思想があるように感じました。
・×「いつになったら、独り立ちしてくれるんだよ。A君とはだいぶ差がついたな」
○「以前のときより取り組みが早くなったね」(p115)
■「よくわかるよ」「それは困ったね」と
寄り添う言葉も大事。
相手を否定するのではなく、
常に良い言葉がでるように
訓練が必要だと感じました。
この年になって、
日本語の話し方の練習が必要となるとは・・・。
修業が足りませんね。
吉田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・×「何やっているんだ!・・・」
○「大変だったね。報告ありがとう。詳しく聞かせてくれないか」(p21)
・×「なんで、間に合わないんだよ」
○「何か、困ったことがあった?」(p146)
・×「部長がダメだって」
○「私はいいと思ったんだけど、この部分を納得してもらえなかったようだ。代替案を一緒に考えてみようか」(p84)
・×「何か、意見はないかな?」・・・
○「1つだけ挙げるとしたら」
○「もしも君が僕の立場だったらどうするか、教えてくれるかな」(p26)
・×「何か、文句あるのか」・・
○「納得していないようだけど、意見を聞かせてくれないか」(p192)
・いつも短い期間でいい企画書をつくってくれるから、伊藤君にはホント助かっているよ。ところで、先ほど業務部長から、『伊藤君が最近、作業指示書を出すのが遅い』と少し怒り気味の連絡が来たけど・・(p218)
▼引用は下記の書籍からです。
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 15,401
【私の評価】★★★★★(92点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
目次
序章 まずは、ポジティブ思考から始めよう
第1章 部下が話しやすくなる相槌の打ち方
第2章 部下の言いたいことを上手に引き出す聞き方
第3章 部下のプライドをくすぐる上手な褒め方
第4章 部下が気持ちよく動いてくれる頼み方
第5章 部下を立ち直らせる励まし方
第6章 部下にやる気と気づき与える伝え方
第7章 部下が行動を改善してくれる効果的な叱り方
おわりに
著者紹介
吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)・・・リフレッシュコミュニケーションズ代表。人財育成コンサルタント・上司向けコーチ。1970年生まれ。成城大学卒業後、大手旅行会社、有名学校法人を経て外資系企業へ転職。そこで周囲のメンバーとうまくコミュニケーションが取れず、降格人事を経験する。クビ寸前の状態から、友人の勧めで学んだ「交渉術」を駆使して、劇的に営業成績を改善。5カ月連続営業成績トップになり、マネジャーに再昇格。その後も部の離職率を10分の1としながら、売上前年比20%増を達成し続け、3年連続で社内MVPに選ばれる。2011年1月より独立。現在は、経営者・中間管理職向けに、人材育成、チームビルディング、売上改善の方法を中心としたコンサルティング活動を行っている。全国の企業、商工会議所、法人会などで年間130本以上講演・研修に登壇している。
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 36,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする