「斎藤一人 発酵力 微生物に学んだ人生の知恵」寺田 啓佐
2013/09/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
■三百年の歴史を持つ酒蔵「寺田本家」。
ここでは、無農薬、無化学肥料のお米を使って、
添加物を一切使わない昔ながらの
お酒を造っています。
本物のお酒は二日酔いに
ならないのですね。
・価格は三倍しますが無農薬の米と麹、そして寺田本家が代々いただいてきた神崎神社の清水のみを原料に、昔ながらの自然造りの酒を造り始めました(p46)
■良いお酒を造ろうとすると、
材料費が高いので儲かりません。
寺田さんはそれでもいい、
と考えていました。
しかし、斎藤一人さんと出会って、
「それはちがうよ」
と教わりました。
まず、多くの人に良いお酒を知ってもらおう。
そのために、小冊子を作ろう。
原価がかかっているんだから、
値上げさせてもらおう。
どうせなら、
日本一の酒蔵を目指そう!
ということです。
・キリストさんやお釈迦さまは、大欲を持っていた。"人類を救う"という大欲をね。ようするに、欲はそんなに悪いものじゃない・・・神様は、人間に不要なものは付けていないんです。欲だって、必要だから付けてくれたの。(p136)
■寺田 啓佐さんは、昨年亡くなられました。
寺田 啓佐さんを偲ぶ会での斎藤一人さんの
スピーチがCDでついています。
日本一の酒職人が、
日本一の商人と出会って、
日本一の酒蔵を作りました。
寺田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分が発酵しだすと、自分自身が明るく輝いてきます。そして魅力的になって、素敵な仲間が集まってきます・・・自分の信じた道を進み、大好きなことをし、本当にやりたかったことが見つかります(p118)
・「芽でたいな~ 芽でたいな~ ・・・・」仕込み唄がこだまする蔵の中では、自然とみんなの心も明るくなり、出てくる言葉も楽しいものになっていったのです・・・お酒の味が格段に良くなるのです(p52)
・よく、『歯が浮くようなお世辞』って言うけど、歯が浮くぐらいではまだまだ。歯が抜けるぐらいがちょうどいいんだよ(一人)(p69)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★☆(86点)
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目次
第1章 人を幸せにする"発酵力"とは
第2章 発酵から教わった教訓
第3章 "美化"すれば発酵場が生まれる
第4章 自ら発酵しだす七つのコツ
第5章 大自然と一人さんから学んだ発酵道
第6章 寺田本家について
著者経歴
斎藤 一人(さいとう ひとり)・・・1948年生まれ。銀座まるかん創業者。1993年から11年間連続で全国高額納税者番付10位以内。
読んでいただきありがとうございました!
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