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「無印良品は、仕組みが9割」松井 忠三

(2013年9月 5日)|

無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)

【私の評価】★★★★★(94点)


■赤字38億円からV字回復した
 松井社長からの報告です。


 会社を変えるためには、
 現場が変わらなければなりません。


 現場を変えるための道具が、
 マニュアルなのです。


・MUJIGRAMも業務基準書も、
 目的は「業務を標準化する」ことです。・・・
 店長が思い思いに店をつくり、スタッフの指導も
 していたので、店ごとにバラつきがありました(p69)


■それまでの無印良品は、
 ノウハウは個人伝承に任されていました。


 お店のディスプレーは担当者まかせ。
 商品の開発、発注も担当者まかせ。
 担当者しだいで現場が変わっていったのです。


 その結果が、大量の売れない商品の在庫となり、
 赤字となってしまったのです。


・新商品を投入して三週間後に販売動向を確認し、
 計画の30%売れていれば増産し、そうでなければ
 デザインを変更して素材を使いきるようにした(p62)


■ノウハウを共有化する。
 だれでもできるようにする。


 これから日本企業にとって強化していくべき点を
 具体的に示した良書だと思いました。


 私も仕事でマニュアルを見直していきます。


 松井さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「こうしたほうが、いいのに」を集める・・・
 「それぐらい、口でいえばわかるのでは?」と
 思われるようなことまで明文化する。(p24)


・店の"顔"となるディスプレイ・・
 それこそ「センスや経験を問われる作業」に思えますが、
 無印良品ではこれもマニュアル化しています(p16)


・当時のスローガンは
 「実行95パーセント、計画5パーセント
 社内で激しく議論を戦わせただけで、
 仕事をした気になっていませんか?(p34)


・大企業病に陥ると、現場とリーダーの意識が乖離していきます。
 それを埋めるには、リーダーが現場に出向いて
 スタッフの声を聞くしかありません。(p48)


・「どう教えるか」を明文化した・・・
 どこの店のどのスタッフにも同じ知識とスキルを
 身につけてもらうために、「教えるためのテキスト」が
 指導者には必要なのです(p105)


・提案書のハンコは「三つまで」・・・
 無印良品においても、かつて七つから八つのハンコが
 必要な時代がありました。(p124)


・「会議では必ずデッドラインを決定するところまでやる
 「会議のための資料作成に時間をかけない」(p129)


・私が社長になってから、
 主要幹部は三年間固定することにしました(p140)


・新規出店のような大型の案件でも、
 提案書はA4一枚です(p190)


・その案件に対して影響力のある役員などへの根回しは、
 とくに重視され、事前に案件を内諾してもらうように
 働きかけていました。
 こういう風潮は官僚主義の最たるものです(p195)


無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)
松井 忠三
角川書店
売り上げランキング: 93

【私の評価】★★★★★(94点)



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■目次

はじめに
序章なぜ無印良品には"2000ページのマニュアル"があるのか
1章売上とモチベーションが「V字回復する」仕組み
2章決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
3章会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
4章この仕組みで「生産性を3倍にできる」
5章自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう
おわりに


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