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大富豪の口癖「ツイてる!」斎藤一人

2020/04/12公開 更新
三角の月
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 「銀座まるかん」創設者で、全国高額納税者番付累計納税額日本一になった斎藤一人さん、彼の人生観に基づいたちょっとしたコツが散りばめた一冊となっています。文体として彼特有の言い回しが反映されているので、内容を直感的に理解でき、短時間で読み切ることができます。私は、通勤途中や休憩時間に読み進めて、3 日で読破しました。「仕事がうまくいかない」、「人間関係に悩んでいる」という人や、大金持ちの生き方を知りたい人には参考になるものがありましたので、私が共感を得たものをいくつか紹介しましょう。


 人は悩みを解決できないことに焦り、自責に苦しむことがありますが、一年前に何に悩んでいたのか覚えている人はいないということを思い出しましょう。何かが解決して、悩みが解決したのではないとすれば、理由は一つです。自然と消えた。つまり、時間が解決してくれたのです。しかし、人間には、思ったことを引き寄せる力があり、心配すると悪いことが起きるものです。もし、悩みがあったとしても、焦ることなく「あぁ、時間が自分の味方になってくれているんだ」と余裕を持つといいらしいのです。


 また、人間というものは本当に不思議なもので、不安があるのが普通だと思うと、意外と不安がなくなるという。不安があるから生きているんだ、と考えてみるのです。恥ずかしいと思う人は、 恥をかきながら人は向上すると考えればいいのです。恥をかきながら覚えたことは、心にザクリと刻まれて、そうして、心にたくさんヒビが入ってできた模様が、人間の魅力的な個性を作るのだという。


・現在悩んでいることは一年後には消えてしまう(p40)


 実力社会と言われる現代社会において、その実力とは「速さ」であるという。これに対し「速くしようとしたら、間違いが出るからよくないですよ」と心配する人がいますが、これは間違いなのです。「時間をかけた方がいい」という人は、実力がないからそういうのであって、大概はダラダラ仕事をしている人の方が間違いが多いというのです。


 だからプロの世界においては間違いなく、速さと正確さ、これらはセットでなければならないのです。だから一人さんのアドバイスは、同じ給料で、人の倍働くことです。そういう人は目立って、社長にとって有り難い人ですから、かわいがられ、出世することになるのです。


・何も考えていないから「じっくりやる」(p79)


 一人さんの職場は、お互いが自分の強みを出し合い、相手の弱いところを補ってあげる職場です。だから相手に期待しない、相手を変えないことです。人は他人に自分を変えられたくないのです。


 そして、過去の出来事は「思い出」ですから、自分で解釈を変えることができます。過去を良ものに変えて、未来を変えていくのが一人さん流なのです。いろいろやって、失敗しながら学ぶのが楽しい成功人生。何もやらない、挑戦しない人生は、楽しくないし、つまらない失敗人生だと一人さんは言うのです。まったくそのとおりですね。


この本で私が共感した名言

・ 少し派手なくらいがちょうどいい(p159)


・ この日本には約一億三千万の人間がいます。こんなにたくさんいるなかで、よりによって嫌な人間と付き合う必要はありません。(p124)


・ できるまで教えれば人はできる~教える側に、相手ができるまで教える覚悟があるかどうかが、問題なんだ(p102)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

1 商人の笑人道
2 「ツイてる」ということ
3 金運上昇のコツ
4 「向上する」ということ
5 ツイてる人は、どこまでもツイている
6 最強の成功法則
7 大切じゃない話



著者経歴

 斎藤 一人(さいとう ひとり)・・・1948年生まれ。銀座まるかん創業者。1993年から11年間連続で全国高額納税者番付10位以内。


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