【書評】「斎藤一人 ほめ道」みっちゃん先生
2017/04/21公開 更新

Tweet
【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
日本一のほめ上手
納税日本一の斎藤一人さんは、日本一のほめ上手です。一人さんは、著者をいつもほめてくれたという。座布団を出しただけで、「みっちゃんはやさしくて、よく気がつくね。本当にいい子だね」という具合です。
そして、弟子にも人の褒め方を教えている。それが「ほめ道」です。一人さんのお弟子さんは、レストランでは「いい笑顔ですね」と言わなくてはなりません。不思議なことに、言われた人は、いかにブスッとしていても、例外なく素敵な笑顔になるらしいのです。
喫茶店に入ってウェイトレスさんにお水を持ってきてもらったら、ニコッと笑って、「いい笑顔ですね」(p12)
まずくても「おいしかったよ」
旅館に泊まったら、どんなに料理がマズくても、布団が重くても、旅館を褒めるのです。まずいラーメン屋でも、「おいしかったよ」。会社に行ったら、「課長のおかげで仕事がしやすいですよ」ダメ嫁にも「がんばってくれて、ありがとうね」勉強しない子どもには、「信じてるよ、大丈夫だよ」
人はほめられると、嬉しいだけでなく、その期待に応えようとするのですね。
そして、相手にいいことがあったら、「おめでとう」と言ってあげるのが普通で、言えない人は、心が貧しいという。だから、「よかったね」「おめでとう」と言えるのが、豊かな幸せな人生を引きよせるのです。
人間というのは、ほめられたくて生きているんです。むずかしい言葉で言うと、自己重要感を渇望している・・暴走族がバリバリ走っているのも、自己重要感を満たしたいからなんです(p18)
褒める訓練が必要
なぜ褒めるのかといえば、人は自己重要感を渇望しているからだという。姑が「おまえはダメな嫁だ」と言うと、嫁の自己重要感が傷つき、姑は嫁に恨まれるのです。自分が恨まれるのか、好かれるのか、自分次第というわけです。
ただし、「いつもありがとうね」「感謝してます」「信じてるよ、大丈夫だよ」こうした言葉を、普通に使うためには、訓練が必要です。私も意識的に褒めることから始めたいと思います。
みっちゃん先生、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・「銀座まるかん」では、挨拶はすべて「感謝してます!」。朝、事務所に行ったら、「おはようございます」の後に「感謝してます!」(p32)
・ブスッとした顔の人に出会うと、一人さんはいつも、「あの人はがんばってきたんだよ」と言います。(p48)
・職場で〇〇さんに「がんばってるね」とほめられたときは、「ありがとうございます。あの仕事は〇〇さんのおかげでうまくいきました」。こんなことを言われれば、だれだってうれしいですよね(p55)
・上司には「部長のおかげで仕事がしやすいですよ」「社長のおかげですよ」と言えば喜ぶんだよね。部下には「みんながんばってくれてるから、オレが課長としてやっていける」と言えば喜んでもらえるよね(p56)
・人のあらなんて、何個探しても、だれも、幸せになんないよね。それよりも、人のいいところを探したほうがいいよね。いいとこ探しって、自分も楽しいし、相手も喜んでくれるし、みんなが幸せになるよね(p63)
・えらくなるとほめやすくなる。ほんのひと言ほめただけでも、すごく喜んでくれる・・神様が、ほめやすい場を与えてくれたっていること(p64)
・ふつうは子どものことで、いろんなことが心配ですよね。でも、一人さんはこう言います。「心配するより、信じてあげな。『信じてるよ、大丈夫だよ』と言っていればいいんだよ(p70)
・困ったときは成長のチャンス!・・自分にかけてあげる言葉は「大丈夫だよ」・・「困ったことは起こらない」(p79)
・失敗談は隠すから心の傷になるので、自分からさらけ出して笑い話にしてしまえば、人生の宝物になるよ(p82)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★★(92点)
目次
第1部 ほめればすべてうまくいく
第2部 一人さんが答えてくれるワンポイントレッスン
おわりに 一人さんからの言葉
著者経歴
斎藤 一人(さいとう ひとり)・・・1948年生まれ。銀座まるかん創業者。1993年から11年間連続で全国高額納税者番付10位以内。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
コメントする