「鉄道員(ぽっぽや)」浅田 次郎
2011/07/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
■浅田 次郎さんの小説は、
手堅く泣けるのが特徴です。
この本では次の8つの
短編小説が掲載されていました。
私の評価は下記のとおりです。
「鉄道員(ぽっぽや)」★★★★☆
「ラブ・ レター」★★★☆☆
「悪魔」★★★☆☆
「角筈にて」★★★★★
「伽羅」★★★★☆
「うらぼんえ」★★★☆☆
「ろくでなしのサンタ」★★★☆☆
「オリヲン座からの招待状」★★★★☆
■どうすれば、こんなに
ストーリーを考えることができるの!
と浅田さんにはいつも驚かされます。
私は3回、泣いてしまいました。
私はサラリーマン系のストーリーに、
弱いようです。
たぶん、この本を外国の人が読むと、
日本人のこころと文化を
自然と学べると思います。
日本の文化を学ぶために、
在日大使館の参事官の人などにぴったりかも。
浅田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・おとうさん、ぼく、ちゃんとサラリーマンになったよ。おとうさんに言われたとおりにしっかり勉強して、大学に行って、おとうさんのなりたかったサラリーマンになった(p156)
・「西陣」という地名はない。(p266)
・値引き返品いっさいなしの百パーセント現金払いの店といえば、正体は知れている。つまり、資産家の夫人かパトロン付きが経営する、金に飽かせた素人商売ということだ・・・素人店主は生かさず殺さず、じっくりと-そんなことはブティック回りの常識だった(p172)
【私の評価】★★★★☆(87点)
著者経歴
浅田 次郎(あさだ じろう)・・・1951年生まれ。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞受賞。1997年『鉄道員』で直木賞受賞。2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞を受賞。その他著書多数。
読んでいただきありがとうございました!
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