「五郎治殿御始末」浅田 次郎

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五郎治殿御始末 (新潮文庫)

【私の評価】★★★★☆(82点)


■幕末から明治維新にかけての
 混乱の時代を、描写した
 歴史小話六編です。


 明治維新では、幕府・藩が消滅し、
 西欧の技術・文化を移入し、
 日本発展のきっかけになったと
 学校では学びました。


■しかし、その一方で、
 武士がその居場所と収入を失い、
 家族離散、浪人による犯罪など
 その反動も大きかったのです。


 この本では、主に武士の視点で、
 明治維新の時代の雰囲気を
 疑似体験させてくれます。


■すべてを武士が取り仕切った時代から、
 官僚、そして商人が活躍し、
 そして軍隊の育成に入っていく
 明治の風がこの本からリアルに
 伝わってきました。


 やはり歴史というものは、
 こうした時代小説のような
 もので味わいたいと思いました。


■司馬遼太郎のような格好良さはありませんが、
 人間の心のひだを感じさせてくれる
 良書だと思います。


 歴史小説の素晴らしさを
 伝えてくれる一冊ということで、
 本の評価としては、★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・本年の十二月三日をもって改暦をなすは、
   西洋歴の中でも、ぐれごりお歴の採用に他ならぬ。
   すなわち、あめりか及びえうろっぷの時間に、
   わが日本国の時を合致せしめるという意味じゃ。(p100)


▼引用は、この本からです。

五郎治殿御始末 (新潮文庫)
浅田 次郎
新潮社
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【私の評価】★★★★☆(82点)



■著者紹介・・・浅田 次郎(あさだ じろう)

 1951年生まれ。
 95年「地下鉄に乗って」で吉川英治文学新人賞。
 97年「鉄道員」で直木賞。
 2000年「壬生義士伝」で柴田錬三郎賞を受賞。


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