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「一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 」小宮 一慶

2010/07/04公開 更新
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一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 (講談社BIZ)


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 サラリーマンと経営者は何が違うのか、ということを教えてくれる一冊です。


 実際のオーナーと経営者は若干違いますが、サラリーマンとは全く違います。赤字ならクビ、黒字ならリスクなりの報酬をもらうのが経営者です。


・社員にまず払い、そこで余らなかったら、一円ももらえない。独立したらそうなるのです。大企業の経営者や役員も、それと同じ気持ちを持たなくてはなりません(p184)


 経営者は現場を知り、数字を知り、人を動かして顧客を感動させ、結果として利益を上げなくてはなりません。言葉ではわかっていても、なかなかそのイメージを持ち、かつ実行するのは難しいのかもしれません。


 それでも、こうした本を読みながら、理想の姿を目指して行動していくしかないのでしょう。


・私の勧めはまず身の周りの数字を知り、数字で把握する習慣をつけることです(p139)


 やや抽象的な本でしたが、不思議と素直に読めました。経営者意識を持って仕事をすると、面白いのではないでしょうか。


 小宮さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「知恵」とは、得た「情報」を人にとって意味のあることに変える能力のことです(p38)


・自分に外の世界で通用する実力があるかどうかは、「過去三年ないし五年の間に、同業他社からスカウトの声がかかったか」で知ることができます。(p102)


・「頭角を現す」という言葉があります。・・・他の者よりほんの少しだけ上を行き、頭だけでも抜け出ていれば、世の中から注目されることになります(p114)


・経営の本質とは、
 1.企業の方向づけ
 2.資源の最適配分
 3.人を動かす(p154)


・いつか来るチャンスのために、「小さな差」を毎日積み重ねる(p156)


・月間目標を立てる
 ↓ 
 年間目標を立てる
 ↓
 より長期の目標を立てる(p177)



【私の評価】★★★☆☆(78点)



著者経歴

 小宮 一慶(こみや かずよし)・・・1957年生まれ。東京銀行入行。岡本アソシエイツ取締役。1994年日本福祉サービス企画部長。1996年小宮コンサルタンツ設立。


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