「スマイルズの世界的名著 自助論」サミュエル・スマイルズ


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【私の評価】★★★★☆(89点)
■「天は自ら助くる者を助く」から始まるこの本は、
明治初期に『西国立志編』として100万部!
売れたと言われています。
明治初期の人口が3500万人ですから、
今でいえば、300万部以上の大ヒットです。
■内容は、一貫して努力の必要性、
そして自ら道を開いてきた先人の例を
多数紹介しています。
成功のコツとその具体例を
これでもかこれでもかと繰り返すのは
名著となるための一つのスタイルなのでしょう。
・人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。・・・骨身を惜しまず学び働く以外に、自分をみがき、知性を向上させ、ビジネスに成功する道はない(p20)
■「鉄を熱いうちに打つだけでなく、
鉄を熱くなるまで打ちつづけなくては
ならない」など名言も多数紹介されています。
まったく時代を感じさせない一冊でした。
有名な本ですから、
一読しておくことをお勧めします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・自分の幸福や成功については、あくまで自分自身が責任を持たねばならない(p25)
・わずかな時間もムダにせず、こつこつと努力を続ければ、積もり積もって大きな成果に結びつく。毎日一時間でいいから、無為に過ごしている時間を何か有益な目的のために向けてみるがいい(p57)
・ミケランジェロのお気に入りの作品の一つに、砂時計を持った老人が手押し車に乗っている像があるが、その砂時計には「私はいまでも学びつづける」という碑文が刻みこまれている。(p71)
・ロシアのことわざによると、「不幸者と愚者は隣り合わせに住んでいる」そうだ。いつも自分の不幸を嘆いている連中の多くは、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のしっぺ返しを受けているにすぎない(p112)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(89点)
■編者紹介・・・サミュエル・スマイルズ
イギリスの著述家。医師であったが、「自助論」出版後、作家となる。
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