「どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座」小宮 一慶
2017/11/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
■多くの会社の社外取締役でありながら、
毎日のように講演を行い、
著作を書き続ける小宮さんの
時間術です。
まず、効率的な仕事をすることの
原則は、やる気があること。
そして「志」があることです。
「志」から入るのは、
さすが小宮さんだと思いました。
・「やる気の高い時間」を持つために・・大事なことの二番目は、・・目的・目標を持つことです(p54)
■そうした「志」をベースにして、
日々の仕事において、
いかに短い時間の中で
良い成果を出していくか、
工夫しています。
気をつけるべきことは
最も大事なのはレベルの高い
仕事をすることで
短い時間でやることではありません。
もし、良い仕事ができないのであれば、
残業をしてでも頑張らなくてはならない
というのが、著者の思いなのです。
若い人は、そこのところに
誤解がある人がいるようですね。
・若い人にかぎって、仕事も終わっていないのに・・かえってしまう人が出てくる・・でも、それは違う!・・残業をしないことが目的なのではなくて、残業をしなくてもすむように、それまでに仕事を終わらせること、できるだけ短い時間で、いかに良質のアウトプットを出すかが重要なのですから!(p145)
■仕事はいつでも、どこでも
やることができます。
寝る前に仕事の戦略を考えることも
できるし、テレビを見ながら
仕事のアイデアがひらめくかも
しれないのです。
志があれば、いつでも
仕事ができるのですね。
小宮さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・いかにやる気をもって行うかで、仕事から得られるものが大きく変わってくる(p34)
・一生のなかでいちばんよい時間帯を仕事をして過ごすのですから、仕事での目的はぜひともほしい。そして、その目的が、「志」だと思うのです(p57)
・どれだけの長さで働くかではなくて、限られた時間のなかで、どれだけ、いいアウトプットを出せるか(p14)
・前日、帰るときから、翌日スタートダッシュしやすい状態を準備しておきます(p40)
・ネタは頭の中、あるいは、手帳のメモにすでに書いてある・・構成を考えるのは、歩きながらでもできます(p40)
・まずは百点の仕事をすること、その努力もしないで、定時になったから帰るなんていうのは論外です(p146)
・常にやるべきことをたくさん持っておく・・私の場合はそういうときに備えて、本や雑誌、新聞を必ずいくつも持ち歩いています。ノートパソコンを持っていることも多く、少しでも時間が空きそうになったら原稿を打ちます(p174)
・簡単な仕事にも実は奥があることをわきまえ、その深みを自分で勉強していく人には次のステップがありますが、それを考えない人は一生、単純作業をやっていくことになるかもしれない(p149)
・わたしはパワポは使いません・・話す内容を原稿に書いて、聞き手の顔を見渡しながら話す練習をするのです(p130)
・人からの情報収集・・ものというのは、差し上げれば差し上げるほど返ってくるものです(p103)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第一部 時間力を高める考え方編
第1章 時間力を高める考え方
第二部 時間力を高める技
第2章 インプット力を高めるための技
第3章 アウトプット力を高めるための技
第三部 時間力を高める習慣
第4章 時間力を阻害する七つの誘惑と実は大切なひとつのこと
第5章 時間力を高める10のちょっとしたコツ
著者経歴
小宮 一慶(こみや かずよし)・・・1957年生まれ。東京銀行入行。岡本アソシエイツ取締役。1994年日本福祉サービス企画部長。1996年小宮コンサルタンツ設立。