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「できる社員はこうして育てる!―強い部下、強い会社をつくる81のヒント」小宮 一慶

2011/02/11公開 更新
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できる社員はこうして育てる!―強い部下、強い会社をつくる81のヒント


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

年間200回の企業向けセミナーを行う小宮さんの話では、セミナー参加者の雰囲気から会社の業績がどうなるかわかるとのこと。つまり、セミナー参加者にやる気のある社員が多い会社の業績は回復し、がっかり社員が多い会社は、そのような結果になっているということです。


会社の発展は、結局は、会社を構成している社員一人ひとりの成長にかかっているということなのでしょう。著者は、人が一流になれるかなれないかは、仕事に慣れた時から努力できるかどうかにかかっていると言っています。つまり、学び続けるベテランと、学ばないベテランがいるということなのでしょう。学び続ける人ばかりだと、学ばない人は居づらくなるというのです。


・良い会社では、いいかげんに働く人が居づらくなり、悪い会社では、しっかり働く人がアホらしくなって辞めてゆく(p84)


これは簡単に変わることではありません。組織を構成する人の性格というか、性質とも関連するものであり、一筋縄でいくものではないでしょう。それでも人を育てなければ、会社の発展は望めないということです。


実際、生命保険の外交員では、数億円の年収がある人は一握りで、9割以上の人は、年収が数百万円だという。数億円の収入のある人の特徴は、自分から保険を買っていただいたほうがお客様のためになるという信念を持っているという。そうした人を育てるわけですから、簡単ではないのです。


・人を育てようと思ったら、その一番は、手間をかけることである。手を抜いて人が育つということはまずありえない(p120)


私も会社に勤めていますが、人を育てるのは非常に難しい。まず、なにをもっても自分が成長しなくては他の人を成長させることはできませんし、人生はたったの一回切りだからです。なるほどね、と思いながら読みながらも、このテーマは本で読んだらすぐに解決するようなテーマではないと感じました。


小宮さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・役員全員がお客様の代理人になって、お客様のために切磋琢磨するのが良い会社だ(p88)


・慣れたと思ったら、より高い課題を与え続けることで、慣れを許さない環境を作ることだ。・・・常に向上心を持たせるような緊張感を与え続けなければならない(p27)



【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

第1章 できるビジネスマンが育つ会社、そうでない会社
第2章 できるプロ・ビジネスマンを生み出す企業とは
第3章 部下指導、教育研修の効果を高めるコツ
第4章 人を育てるリーダーの心構え



著者経歴

小宮 一慶(こみや かずよし)・・・1957年生まれ。東京銀行入行。岡本アソシエイツ取締役。1994年日本福祉サービス企画部長。1996年小宮コンサルタンツ設立。


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