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【書評】「イチロー勝利への10カ条」山本 益博

2011/02/10公開 更新
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イチロー 勝利への10ヵ条 (静山社文庫)


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー


益博さんはイチローが好き

山本 益博さんといえば、『東京・味のグランプリ200』などを出している料理評論家です。


なのにイチロー?と思って読み進めましたが、突き詰めることが好きな益博さんは、野球ではイチローが好きなのです。


やっていることにはすべて理由(わけ)がある。(p62)

益博さんの目のつけどころ

益博さんの観察眼がすごいな~と思うのは、イチローの守備位置までの歩数を数えていて、いまのイチローの状態を予想しているところ。


「イチローは・・・21歩で白線を越え、40歩で走るのをやめ定位置までゆっくりと向かっていった。」という感じで観察して、今は調子が良さそう、とかちょっと疲れているかな、とか想像するのが楽しいわけです。


イチローの楽しみ方

人生には、いろいろな楽しみ方があるのだな、と思いました。


イチローの本というよりは、山本 益博さんのイチローの楽しみ方といった本でした。


山本さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・それをやって、それが違うことがわかるのと、教えてもらってわかったような気持ちになるのとでは、まったく意味が違うと思うんですよね(p33)


・とりあえず短期の目標をクリアする。その繰り返しです。(p213)


イチロー 勝利への10ヵ条 (静山社文庫)
山本 益博
静山社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)

目次


序章 イチロー単独インタヴュー
第1章 イチローの仕草の意味
第2章 スランプのときに気づくこと
第3章 小さな積み重ねが大きな結果を生む
第4章 プレッシャーや不運の先に成長がある
第5章 どんな職人にも「完璧」はあり得ない
第6章 心と技術のリズムを整える
第7章 イチローの一挙手一投足を追って
第8章 メジャー一〇年、進化しつづけるイチロー



著者経歴


山本 益博(やまもと ますひろ)・・・1948年生まれ。料理評論家。株式会社マスヒロジャパン代表取締役社長。東京都に生まれる。早稲田大学卒業。学生時代の四年間、名人の高座に通い詰め、その仕草をすべて記憶し分析する。その後、食の職人を取材し、料理評論の第一人者となる。


イチロー関連書籍


「逆境を打ち破るイチローの名言」桑原晃弥
「イチローの功と罪」野村 克也
「イチロー勝利への10カ条」山本 益博
「イチロー哲学―至高の頭脳が自然と身につく」児玉 光雄
「イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫」児玉光雄


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