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「イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫」児玉光雄

2005/03/18公開 更新
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イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫


【私の評価】★★★★★(92点)


要約と感想レビュー

イチロー本がたくさん出ていますが、この本がベストでしょう。イチローってこんなことを言っていたんだ!という新たな発見があり、それをうまく解説しています。天才と呼ばれるイチローですが、彼はそれを否定しています。小学3年生のころのイチローは空振りばかりしていたというのです。


イチローは野球の練習をひたすら繰り返してきた。自分が求めて、練習を繰り返してきただけで、決して天才ではないと言っているのです。それは、小さなことを多く重ねることが、大切というイチローの言葉で証明されています。


・いま小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道なんだというふうに感じています(p12)


しかし、多くの人にはこれができない。努力を継続できないのです。つまりイチローは努力の天才と言えるでしょう。人が自分で基準を定め努力しているとき、人生はかならず邪魔をしてきます。それは、周りの人であったり、自分の環境であったりしますが、そこを乗り越えることができるかどうかが大切なようです。


著者の提案は、自分の生涯を懸けた「人生」という作品をつくることです。そのため自分の信じた習慣はなんとしても貫くことです。それが壮大な作品への第一歩となるのです。


・自分にとって満足できるための基準は少なくともだれかに勝ったときではない。自分が定めたものを達成したときに出てくるものです(p10)


イチローの生き方から、その秘密のエキスをまく取り出した満足の一冊です!とりあえず、本を読んでいくことを続けていきたいと思います。


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この本で私が共感した名言

・満足は求めることの中にあるんです(p120)


箸を動かしているとき、あなたの意識は箸にはない。生まれて間もないころから1日3回絶え間なく行ってきた習慣がそうさせている。(p15)


イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫
児玉 光雄
東邦出版
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【私の評価】★★★★★(92点)


目次

第1章 イチローの行動パターンに学ぶ
第2章 自らを進化させる法
第3章 仕事と向き合う姿勢
第4章 逆境からの教訓
第5章 目標に挑む心理
第6章 困難へのチャレンジ
第7章 夢を実現する過程
第8章 充実した人生を過ごすために



著者経歴

児玉 光雄(こだま みつお)・・・1947年兵庫県出身。追手門学院大学特別顧問。元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒業。学生時代はテニスプレイヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院に学び、工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として米国オリンピック選手のデータ分析に従事。過去25年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてゴルフ・テニスを中心に数多くのプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのトレーナーとして多くの受験雑誌や大手学習塾に右脳活性トレーニングを提供。現在ビジネスパーソン向けの講演活動も多数行っている。


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