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「決断の経営」松下幸之助

2005/03/17本のソムリエ メルマガ登録
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[新装版]決断の経営


【私の評価】★★★☆☆(75点)


内容と感想

●松下幸之助は,よく,
 自分は運がよかったのだと言っています。
 それはなぜでしょうか。


 まず,松下幸之助が成功した条件として,
 体が弱かったということがあります。


 兄二人が結核で死んでおり,
 さらに自分も二十二歳で結核の初期症状が
 でてしまい,死を覚悟しました。


・そこで私が考えたことは、どうせ同じ死ぬのであれば、養生して寝ながら死ぬよりも、働けるだけ働いて死ぬ方がいい、ということである。(p58)


●松下は,大阪電灯(後の関西電力)の
 サラリーマンでしたが,自前の才覚で
 検査員に昇格し,楽な仕事をしていました。


 しかし,そこから一転して
 ソケットの製造・販売のために
 独立し商売を始めたのにも理由があるのです。


・父は私に向かって、「商売で身を立てるのが一番お前のためだ。商売で成功すれば立派な人を雇うこともできるのだから、給仕などするのではない。(p25)


●このように,人を動かす才覚を持っていた松下ですが,
 家族,健康,世の中の環境などの影響を受けながら,
 松下電器を作り上げたのです。


 その条件の一つでも欠ければ,
 今の松下はなかったかもしれません。


●それにしても松下の人を動かす能力には
 驚かされます。


 この本には37の体験談が収録されていますが,
 正に,未来と将来の間に線路を引き,
 未来を引っ張ってくるような力強さと英知を感じました。


・電器業界の場合でも、二人の横綱がいてこそ、業界がさらに向上発展していくのです。そういう意味から、松下電器を横綱に育てるためにもこの電球を三十五銭で売ってください。(p41)


この本で私が共感した名言

・つね日ごろから、そういう人間としての精神の持ち方とか、いわゆる常識的な事柄を十分に教えてこなかった私自身にも大きな責任がある。そう気づいた私は、心にふかく決意したのであった。これからは、人間としていかにあるべきかということについて、みんなと考えあっていこう。そして私なりに気づいたことは大いに言っていこう。たとえみんなが反対しても、みんなの気にさわるようなことであっても、教えるべきは正しく教えていこう。そうして言うべきことは断固言っておこう。


▼引用は下記の書籍からです。

[新装版]決断の経営
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松下 幸之助
PHP研究所
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【私の評価】★★★☆☆(75点)



著者紹介

 松下 幸之助・・・パナソニック(旧松下電器)グループ創業者。PHP研究所創設者。1894年生まれ。9歳から火鉢店、自転車店に奉公し、大阪電灯(株)勤務。1918年松下電器を創業。1946年PHP研究所を創設。1989年94歳で永眠。


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