「一夜漬けのビジネス英会話」岸良 裕司
2010/03/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
国際的な仕事が増えてくるなかで、英語のマスターに手間取っている人も多いと思います。今日は、ゴールドラット・コンサルティングのディレクターの岸良流英語でのビジネス術を教えてもらいましょう。
まず、基本はあなたが相手に伝える何かを持っていることが基本となります。(伝えるべきものを持っていない人は問題外)つまり、相手はあなたの英語が聞きたいのではなく、あなたの知識、認識、ノウハウを知りたいのです。つたない英語でも、どうどうと自分の意見をプレゼンするべきです。
それでも、最低限の英語は必要となります。相手が推測できる程度の英語は学ばなければなりませんが、流暢に話す必要は必ずしもないのです。というより、流暢に話さない方がいいのです。
・流暢に話すべからず・・・流暢に話すと、相手も流暢に話しだす。(p31)
私も海外の仕事をしたことがありますので、岸良さんの気持ちはよくわかります。自分の英語に落ち込む必要はないのです。中味が勝負なのですから。でも、英語の勉強は続けましょう。そのほうがコミュニケーションを楽しむ機会が増え、楽しい時間が増えるはずです。
その点、岸良さん雑誌やDVDを利用した勉強法も参考になると思います。岸良さん、英語が苦手な人のためによい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・英語を話すのは手段で、本当はコミュニケーションするのが目的だ(p124)
・本番のミーティングやプレゼンテーションに臨む前に、プリミーティングをして、打ち合わせ内容、成功基準を議論しておこう。現地の方がいるのなら、予行演習(p84)
・海外のお客様との共通の話題としては映画のネタがオススメ。DVDの字幕を観て、セリフを真似するのも楽しい。(p113)
中経出版
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
心がまえ編 あなたは、あなただ!
実践編 「段取り」であなたの英語は伝わる!
著者経歴
岸良裕司(きしら ゆうじ)・・・1959年生まれ。ゴールドラットジャパンCEO。全体最適のマネジメント理論TOC(Theory of Constraint:制約理論)をあらゆる産業界、行政改革で実践。活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業改革」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、2007年4月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。2008年4月、ゴールドラット博士に請われてゴールドラット・コンサルティング(現ゴールドラット)ディレクターに就任し、日本代表となる。東京大学MMRC(ものづくり経営研究センター)非常勤講師。
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