【書評】「松下幸之助が直接語りかける仕事で大切なこと」松下 幸之助
2009/02/24公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
松下幸之助の講演集です。CDで松下幸之助の実声が聞けるのが、なんとも素晴らしい一冊です。
松下幸之助の仕事の基本は、素直な心になることです。素直な心とは、当たり前のことを当たり前に行うこと。
たとえば、お金を借りに来た経営者に、松下幸之助は、売掛未収金を回収してはどうかと提案しています。その経営者は、支払いをお願いしては信用にかかわると消極的でしたが、最終的には、了解し、売掛金を回収してうまくいきました。
つまり、払ってもらうべきお金を払ってもらうということなのです。しかし、実際にはこうした当たり前のことが行われていない企業があるのも確かなのです。
本で読むだけでは、なかなかその人の雰囲気は伝わりません。
やはり、直接、お話を聞きたいものです。この本はそれを実現してくれます。
1000円ですから、一度、松下幸之助の声を聞いていただき、車などでご家族で聞いてみるのもいいかもしれません。★3つとしました。
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この本で私が共感した名言
・不平は個人の不平じゃいけない。いわゆる公(おおやけ)の意味において不平があってもよろしいが、それは不平じゃありません。公のために一つの提言(p47)
・私は、素直な心になってやっていただきたいと思うんです。素直というのは、ただ、おとなしくという意味じゃありません。・・・ものの実相を見出すことができる心(p58)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1話 仕事に面白味を感じよう
第2話 ほんとうの成功とは
第3話 ダメな師匠から名人が育つ
第4話 社会正義に沿って最善の道を
第5話 失敗して成長する
第6話 一年一年どれだけ成長しているか
第7話 社会のためにわが仕事はある
第8話 愉快に考えると幸せが来る
第9話 苦しさに境地をひらく
第10話 素直な心を養う
著者経歴
松下幸之助(まつした こうのすけ)・・・パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈(株)に勤務。大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業。昭和21(1946)年に、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄 によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。昭和54(1979)年には、財団法人松下政経塾を設立。平成元(1989)年に94歳で没。
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