「なぜあの人はリーダーシップがあるのか―人望が集まる54の具体例」中谷彰宏
2007/08/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
企業に働いていると、年齢を重ねただけで、リーダーになってしまうというケースがでてきます。そうしたときに、己の非力さと器の小ささに悲観することもあるでしょう。
しかし、完全無欠な人間がいない以上、そうした問題が起こるのは仕方がないことです。では、どうするのか。やはり、自分の器の小ささを素直に認め、メンバーの協力を求めつつ、自分も努力することが必要なのでしょう。
実績がないのに「動け」と命令して人を動かすことは難しいのであり、部下がその人のために働きたくなるような人間になるしかないのです。
・人が相手に求めるのは、「自分を常に気をかけてくれているかどうか」です。(p24)
この本では、リーダーとなった人へのアドバイスとして、部下とのコミュニケーションを通じた人望の獲得を提案しています。ちょっと声をかける工夫をしたり、雑談する機会を作るだけでもかなり効果があるようです。
例えば、「ちょっとお茶でも飲もう」と声をかけて、話を聞く時間をつくるとか、結果がよければ、結果をほめ、内容がよければ、内容をほめるのです。
部下を持って悩んでいる人にお勧めします。この本に完璧な答えはありませんが、ヒントはあります。★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・軍師が立ててきた作戦は、すべて正しい。大将は正しいものの中から正しいものを取って、正しいものを捨てなければなりません。(p183)
・リーダーの仕事は3つあります。
1 夢を与える
2 現実を教える
3 夢と現実の距離を教える(p156)
・部下は、リーダーの言うとおりにはせず、リーダーのするように行動する(p164)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 小さく嫌われる人は、大きく好かれる。
第2章 お金を出すより、汗を出そう。
第3章 「会後感」のいい行動をしよう。
第4章 夢と現実の距離を、毎日詰めていこう。
著者経歴
中谷 彰宏(なかたに あきひろ)・・・1959年生まれ。大学卒業後、博報堂で8年間CMプランナー。株式会社中谷彰宏事務所設立。著書多数。
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