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「「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣」箱田 忠昭

2006/05/03公開 更新
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「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

 箱田さんは、三十代で三十代でイヴ・サンローラン日本支社長に抜擢されました。箱田さんは、「できる人」に違いありません。では、普通の人と、どこが違うのでしょうか


 箱田さんは、自分の抜擢の秘密は「コミュニケーション術」であるとしています。仕事については、だれでも努力すればそれなりにできるでしょう。ただ、その能力が上司に認められることが絶対条件ということです。それは外資系でも日本の企業でも同じことなのです。


・外資系の場合ある程度の能力があれば、あとは上司の「好き」「嫌い」というきわめて人間的な面で評価されてしまうからである。(p19)


 つまり、人生の大切なことは、すべて他人が決めているわけで、以下に上司に、お客様に良い印象を持ってもらうのかが重要です。だからこそ、他人との折衝・交渉・プレゼン力を磨くことが重要なのです。例えばこの本で紹介しているのは、あいまいさを避けるために「数字を使う」「対比させる」「確認する、念を押す」「繰り返し訴える」方法を教えています。


 「他人に評価される話し方」としては、相手に「あなたが大切なんです。重要なんです。あなたを必要としています。あなたはすごい。」ということを、繰り返し伝えることが大事です。奇抜な内容はありませんが、コミュニケーションのテクニック全体を網羅していて教科書としてよくまとまっていると感じました。この一冊をマスターするだけで、かなり効果を実感できるはずですので、★4つとしました。箱田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・【五つの共感ゾーン】
 1 趣味 
 2 共通の知人 
 3 共通の体験
 4 事実の一致(血液型、出身地、出身校、家族構成など)
 5 共通の信条、信念(尊敬する人物など。・・・)(p68)


・道元法師も「言いたいことをいわぬは必ず我が損あるなり」とも言っている。(p113)


「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

プロローグ 「できる」「できない」は他人が決めている!だから、「話し方」をマスターしよう!
第1章 絶対に知っておくべき「人間の心理」
第2章 良い人間関係をつくる「話し方」
第3章 説得力を出す「話し方」
第4章 人生に駆け引きは必要!簡単に使える!「プロの交渉技術」
第5章 あなたの話は見られている!「身体の使い方」
第6章 知っているだけで「気持ちがラクになる」スムーズな「クレーム対応」



著者経歴

 箱田 忠昭(はこだ ただあき)・・・インサイトラーニング代表。1942年生れ。大学卒業後、ミネソタ大学大学院修了。日本コカコーラ広告部マネジャー、エスティ・ローダーのマーケティング部長、パルファン・イヴ・サンローラン日本支社長を歴任。デール・カーネギー・コースの公認インストラクターを勤める。 1983年インサイト ラーニング株式会社を設立。現在代表取締役。


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