「「あがり症」を技術と習慣で克服する!」箱田 忠昭
2014/03/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
人の前で堂々と話す技術です。著者の箱田さんはイヴ・サンローランの日本支社長まで務めましたが、二十代は赤面恐怖症、オドオド病でした。それは、準備をしっかりしていなかったからです。
箱田さんは、「あがってもいい」と言います。大勢の前でドキドキするのは、当然なのです。大事なのは、しっかり準備して、良いプレゼンをする習慣を作ることなのです。準備すれば、スピーチはなんとかなるものなのです。
・リハーサルを徹底しよう・・・昔からスピーチは「段取り八分」というように、十分な準備をすれば、ほぼ成功したも同然です(p38)
では、よいプレゼンとはどういったプレゼンなのでしょうか。まず、内容がしっかり構成されている。(結論+詳細+まとめ)聴いている人にアイコンタクトする。アイコンタクトすることによって、あがりを防ぐことができるのです。
また、「私の体験では・・」というように自分の体験を話の中に盛り込みます。態度も堂々としている。そういったよいプレゼンをするために、何度もリハーサルすることが大事なのです。
・「ワンセンテンス、ワンパースン」つまり、アイコンタクトをする時には、一人の人に、一つの文章を言い切ってしまうこと。(p106)
こうした基本をおさえたうえで、あとは場数を踏めば、どんどん上達していきます。自分のネタが増えるからです。なんだか、心が楽しくなってきました。どんどん話すのが上手になっていく。そういったイメージをさせてくれる一冊だと思います。
箱田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あなたの人生の大切なことは全て、他人が決めているのです・・・ですから、他人とのコミュニケーション、特に自分を主張する力は人生成功のための第一のスキルといって良いでしょう(p2)
・あがらなくなるのに一番いいのは、
1 あがらないスキルを知ること、
2 それを場数を踏んで繰り返すことです(p28)
・一番いいのは、あらかじめ「知っている人」を、聴衆の中に入れておくことです・・・(p158)
・スピーチ上手の人は、どんどん質問をスピーチの中に入れていきます・・・「斎藤さん、どうです?」というように、個人名を言って指名します。・・「いつ当てられるかわからない」というのは、相手にとってのプレッシャーとなります(p153)
・「結論は先に」といいますが、まずは「全体を示す」のが先決と思っておいて下さい。・・本日は、テレビ会議システムの導入にすいてお話します。ポイントは三つです。一番にシステムの概要、二番目に予算どりについて、三番目に導入時期について話します(p96)
・私がお勧めしたいのは、あがらずに堂々と話している「お手本」となるような人を探すということです(p55)
・あがり症の人・・・
1 人に何でも尋ねる
2 周囲の評価を気にしない
3 先のことを考えすぎない(p60)
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【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 心配ない、あがり症は必ず克服できる
第2章 これだけ準備をすれば「あがり」は決して怖くない
第3章 人前であがらない人がやっている話し方の基本テクニック
第4章 人前であがらない人がやっている聞き手を巻き込んで惹きつける上級テクニック
第5章 いざ、あがってしまった場合の対処法
第6章 強い心を手に入れて「ドキドキ・ビクビク」とおさらばしよう
著者経歴
箱田 忠昭(はこだ ただあき)・・・インサイトラーニング代表。日本コカコーラ広告部マネジャー、エスティ・ローダーのマーケティング部長、パルファン・イヴ・サンローラン日本支社長を歴任。デール・カーネギー・コースの公認インストラクター。
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