「質問力」齋藤孝
2003/09/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
とうとうとしゃべっている人がすごいのではなく、
質問を出した人で場は支配されている
●一度、自分の参加している会議を観察してみましょう。
議論の流れが見えてきます。
そのなかで、いつも会議の方向性を
決めている人がいるはずです。
●そして、その人を観察してみましょう。
ただ、自分の意見を言ってやらせるのか、
それとも適切な質問によって、全員に気づきを与え、
方向性を導きだしているのか。
そして、あなたはどちらのタイプでしょうか。
●この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人が成長していくためには、
自分よりすぐれた人と対話をするのがいちばん早い。
・5個以上質問を作った中でいちばんよい質問をすれば、
誰がやってもかなり精度の高い質問ができるはずである。
・楽しい場を作っていくためにはお互いに
経験世界を混ぜ合わせることが大切だろう
・相手の苦労や積み重ねてきたものを
掘り起こすような質問ができると、
少なくとも相手にとっては深まった話ができた印象になる
・自分の興味と相手の興味を
すりあわせて質問を考える
・コミュニケーションの秘訣は
「沿いつつずらす」ことにつきる。
・自分の言葉で言い換えることができれば、
その内容が咀嚼されて自分の物になっていると
相手に示すことができる
・まともな人は常に
「自分が話していることに意味があるのか?」
という不安と戦いながら話している。
・相手の言ったことに対して、
「それは別のこれと似ていますか?」
と質問するのは、質問の王道である
・質問次第で人のすごさが浮き彫りになる
●最近マスコミにひっぱりだこの齋藤氏の本です。
質問というテーマでこれだけ書けるのはさすがですね。
【私の評価】★★★☆☆(79点)
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