「人生100年時代のお金の不安がなくなる話」竹中 平蔵、出口 治明

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人生100年時代のお金の不安がなくなる話 (SB新書)

【私の評価】★★★★☆(81点)


■出口さんはライフネット生命創業者。


 竹中さんは、元内閣府特命担当大臣
 (経済財政政策)


 年金、社会保障(医療、生活保護等)
 に詳しいお二人の対談です。


 年金については、高齢化によって
 制度を変えていかないと
 継続できないようです。


 竹中さんの提案は、
 年金を収入が減ってしまったときの
 保険に戻すというものです。


・年金も・・年をとっても一定の所得があれば、
 もらえないのが原則だったはずです・・
 まず、「年金を保険に戻したらどうですか」
 というのが私の考えです(竹中)(p53)


■お金の心配をするよりも、
 どう老後を生きたいのか
 考えたほうがいい、
 というのがお二人の提案です。


 老後をパチンコとカジノで
 暮らしたいと思えば、
 そんな金はありません。


 ただ、高齢化によって
 人口が減っていく日本では
 慢性的に労働力が不足します。


 社会のために自分の能力を
 活用していきたいと思えば、
 仕事はいくらでもあるのです。


・お金の心配よりも、
 「何をしたいか」を考えたほうがいい・・
 「どう生きるか」を考える(p92)


■人生50年から人生80年の
 世の中になりました。


 高齢化は労働者にとって
 売り手市場です。


 女性パワーと高齢者パワーが
 日本の宝なのかもしれませんね。


 竹中さん、出口さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・2030年代後半以降は、毎年人口が
 100万人減ると言われています。
 毎年1県がなくなるくらいの規模で
 人口が減ります。
 働き手が不足するわけですから、
 働き口は不足するということは
 考えられません(竹中)(p52)


・高齢化社会というと、暗いイメージを
 持つ人が多いのですが、本当は、
 秦の始皇帝が不老長寿を望んだように、
 歴史的には理想の社会だと考えるべきです・・
 (出口)(p80)


・1992年ごろ、・・フィンランドが
 破産しかけたことがあります・・・
 フィンランド史上最年少(36歳)で
 首相に就任したエスコ・アホ氏は、
 失業者にお金を支給するのではなく、
 全員に無料でパソコンなどIT関係の
 職業訓練を受けられるようにしました・・
 フィンランドは国際競争力ナンバーワンの
 国になりました(出口)(p110)


・具体論から入っては絶対ダメなんです・・
 今何が問題なのか、という議論があって、
 そのうえで、どの施策が一番適切なのかを
 検討して、副作用について検討するのは、
 そのあとです・・先に具体例を出されると、
 全部つぶされます(p149)


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■目次

序章 「歴史」から見て、今はどんな時期なのか?
第1章 2020年の世界を予想する
第2章 年金・格差 自分たちが生きていくための「お金」の話
第3章 「日本」の経済は大丈夫か?
第4章 今後のために知っておきたい「お金」と「生き方」のリテラシー



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