「結果を出すリーダーほど動かない」山北陽平
2017/09/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
■担当者の行動を変えることで成果を出す
営業コンサルタントの
壁マネジメントです。
壁マネジメントとは、
マネージャーが壁になって
ルールを守らない人を止めること。
結果の出ていない組織では、
良いルールがないか、
ルールが守られていないのです。
・「指示だけマネージャー」を続けている限り、部下の行動は変わりません。必要なのは、できるようにさせるまでのかかわり方です(p33)
■マネージャーが壁になる方法は、
簡単です。
1日10件営業訪問するルールだと
しましょう。
一つは、リマインド型で
事前に10件訪問できるか確認する。
二つ目は、アフター型で
今日の訪問件数を確認する。
最後は累積型で、
これまでの結果を確認する。
ルールを守っていればプラス、
ルールを守っていなければマイナスの
フィードバックをします。
・スコアリングシート・・部下の行動・・
マネージャーの介入行動
(リマインド型介入ルール)
(アフター型介入ルール)
(累積型介入ルール)
毎朝の朝礼で全体の前で褒める
個別に呼び出して改善案を出させる(p181)
■マイナスといっても、
パワハラと言われるリスクを取って
怒鳴ったり、土下座させたりする
必要はありません。
できない理由を聞き、
改善策を考えさせればいいのです。
ただ、部下が音を上げるできるまで
確認し続けること。
最後には結果さえ出れば
チームの納得はえられるのです。
山北さん
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・技術、スキルがないのでできない人のために、スキル技術を習得するための行動をルール化します(p93)
・誰でもできることをルールとして設定し、全員がやりきる・・・21時退社を目標として、イレギュラーがない限りは17時に帰社することをルールとする(p86)
・ルールが守られていたら「好子」を発生させるフィードバックを行い、ルールが守られていなかったら「嫌子」を発生させるフィードバックを行います(p136)
・リマインドとは、部下が行動する前の段階で、ルール設定した行動を実行する予定になっているか?行動する準備ができているか?について事前に介入します(p123)
・マネージャーが全員のタスクを見える化して「壁マネジメント」を運用することでタスク期限が守られるようになり、プロジェクトがスケジュールどおりに進むようになりました(p201)
・「今日のこのタスクの期限になっているけれど、担当の〇〇さん、今日中に終わりますか?」といった具合で、プロジェクトのタスクが漏れないように相互確認される介入ルールを設定しました(p251)
・今部下が苦しんでいたとしても、それができるようになるまで、苦しい状態に身を置き続けさせなければならないことが、時には必要になります。そのため、上司は、絶対に自分の感情がブレてはいけないのです(p119)
・「やろうと思ってもできない行動群」を、
◎スキルや技術がなければできない行動
◎時間がなければできない行動
の2つに分解します(p93)
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【私の評価】★★★★★(90点)
■目次
第1章 なぜあなたの部下は動かないのか?
第2章 チームの行動を変える「壁マネジメント」
第3章 結果を出す「壁マネジメント」の実践
第4章 成果果につなげる「壁マネジメント」PDCA
第5章 「壁マネジメント」のスコアリング手法
第6章 「壁マネジメント」を他人に任せる方法
第7章 成功事例に学ぶ「壁マネジメント」