「代議士秘書―永田町、笑っちゃうけどホントの話」飯島 勲

| このエントリーをはてなブックマークに追加

代議士秘書―永田町、笑っちゃうけどホントの話 (講談社文庫)

【私の評価】★★★★☆(84点)


■内閣官房参与である
 飯島勲さんの一冊。


 普通の人が知らない
 永田町のトピックを
 集めいています。


 まず、議員秘書という仕事は、
 在職年数を聞くと、
 決して楽な仕事ではないらしい。


・国会議員の有志が秘書の平均在職年数
 調べたことがある。
 出てきた数字は四年から五年
 ただしこれは公設秘書だけのデータで、
 私設秘書も加えれば、おそらく
 平均三年弱というところだろう(p22)


■そして、議員ともなれば、
 政策も大事だし、
 支持者との人間関係も大事だし、
 もちろんお金もマスコミ対策も
 選挙も大事なのです。


 そうした中で、
 仲間を作り、派閥を作り、
 できれば親分になりたい。


 こうしてみると、永田町では
 政策重視というのが建前であり、
 義理人情の比重が
 かなり高いように感じました。


・通常、利口な派閥の親分になると、閣僚候補の
 リストは二枚つくる。ブンヤさん用には、数多くの
 名前を書いたリスト。官邸用には、絶対入閣させたい
 と思う人物を絞り込んだリスト。(p245)


■選挙で落ちればただの人。


 政治家とは、特殊な職業であり、
 かつ国家の運命を決める
 重要な仕事だと思いました。


 政治家を決める仕組みというものを
 もう少し勉強してみたいと
 思います。


 飯島さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・世間の人は驚くかもしれないが、
 大臣室のお茶菓子の予算はない。
 予算があるのは外務省と官邸だけで、
 それ以外は大臣の持ち出しだ。・・
 自腹でないのは公務で使う車だけなのだ(p42)


・組閣の場合、まずは閣僚ポストの二、三倍の
 候補者がノミネートされ、リストが作成される。
 すると、次にこのリストに載った政治家名が、
 首相から警察庁を介してそれぞれの先生の地元の
 県警本部に伝わる。すると各県警本部の捜査二課では、
 該当する先生の個人情報のレポートを作成して
 官邸に提出しなければならなかった(p66)


・内閣(そして役所も)で一番困るのは、
 もうそろそろこの内閣は終わりだなとわかった
 時点で、各派閥からどうしようもない人を
 全部押しつけられることだ・・
 内閣が弱い時は、集まる者もみんな弱い(p261)


・末は局長とまではいかなくとも、高級官僚のよさは
 定年になってから。天下りで就職支度金を
 たっぷり支給され、個室、クルマ、秘書つきで
 月給百万円以上という人生が待っている(p180)


・官僚というものは、法律を逸脱した行動は
 絶対にとらない・・
 政治家とは、法律の枠組みから
 超越したことを考え、従来の常識から
 逸脱したことができる存在なのだ(p215)


・叙勲の大前提として、ノミネートされた人は、
 日本国の法律を遵守していなければならない。・・
 たとえば過去三年間に道交法違反の事実があれば、
 それだけで候補者リストから外される(p227)


代議士秘書―永田町、笑っちゃうけどホントの話 (講談社文庫)
飯島 勲
講談社
売り上げランキング: 222,910

【私の評価】★★★★☆(84点)



楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 

人気ブログランキングへ


■目次

第1章 新聞、テレビではわからない永田町の素顔
第2章 選挙は日本でできる唯一の戦争だ
第3章 秘書はあらゆることを知っていなければならない
第4章 暇な先生のパフォーマンスにだまされるな
第5章 大臣への道


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ20.png
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)