「企業参謀―戦略的思考とはなにか」大前 研一

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企業参謀―戦略的思考とはなにか

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■三十二歳の大前さんが、どんな思いで
 この本を書いたのか、
 考えながら読みました。


 日立の技術者から転職して、
 数年でこうしたメモ(本)を
 作ったのですから、
 大前さんもすごいけれども、
 マッキンゼーもすごい。


・私はコンサルティングをしていて、
 新しい業種に入ったときには必ず
 「この業界で成功する秘訣は何ですか?」ということを、
 担当の専門家に聞くことにしている。(p184)


■第一印象は、圧倒的な文章力。
 三十歳とは思えません。


 そして、コンサルタントとして、
 データ分析から解決案の選定と実行まで
 大工程を作って組織を動かしていくところは
 参考になりました。


・劣っていると思われる点を集め、
 箇条書きにする。・・・
 グルーピングを行なう。・・・
 共通していえる問題点は何かと考えてみる。(p39)


■もし、
 大前さんが日立で原子力発電の 
 技術者をしていれば、
 課題と対策をしっかり提案して、
 福島第一の事故は
 起こらなかったかもしれませんね。


 大前さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・メーカーであっても、
 つくるところだけ考えていたのでは
 戦略は出てこないことが多い(p234)


参謀活動をするスタッフと、
 ラインの潤滑油的活動をするサポート
 (例えば資金部とか、人事部・庶務とか)に
 はっきり分ける必要がある(p276)


・硬直化部門を斬り捨てる・・・
 不況や低成長だからといって固定費を削減したり、
 経営規模を一律に引き下げてしまうというのは、
 成長の機会を阻害することになるだけであろう(p333)


・企業内部でも、どのような分野に
 いくらくらいの資金を注ぎ込むか、ということに
 もう少し神経をつかってもよいのではないか(p268)


・改善の見通しを得るために、
 製品系列毎の経済性を的確に
 把握しておかなくてはならない。
 型式別限界利益(%)・・
 損益分岐点・・・
 付加価値・・・(p132)


・競合状態の把握・・・型式別シェア・・・
 強さ・弱さの比較・・・生産能力・・・(p134)


企業参謀―戦略的思考とはなにか
大前 研一
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【私の評価】★★★☆☆(77点)



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