「得手に帆あげて」本田 宗一郎

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得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学

(私の評価:★★★★☆)84点


身のまわりにいくらでも転がっている幸福から、
自分のものを選び出し、
それを最高のものに高めることだね。


●以前、ある本で次のような話が書いてありました。


 それは、農場を持っている人が、
 ゴールドラッシュを見て自分も一儲けしようと、
 農場を売り金鉱脈を探しに行きます。


 その人は鉱脈の発見に失敗するのですが、
 実は農場の下に鉱脈があったという話です。


●それは何を伝えたかったかといいますと、
 人間、会社というものは、
 自分ではわからないかもしれませんが、
 必ず何か得意なものを持っているわけです。


 しかし、社会には、成功している人がたくさんいて、
 それが羨ましくなることがあります。
 そして、それに手を出してしまう人がいます。


●もちろん、そうして周りの人と同じように
 成功する人もたくさんおられるのでしょうが、
 自分の得意分野と違う畑を掘っても
 うまくいく可能性は低いのです。


 まずは、自分の庭を深く掘り下げて、
 そこに成功、幸福を探すことが、
 まず第一に考えるべきことだと思うのです。


●この本で私が共感したところは次のとおりです。


・社長をやってたときは、
 カネ儲けが財産だと思ってたけど、
 結局、友だちこそほんとの財産だなあ


・人間にとっては行動がすべてであり、
 メーカーにとっては製品がすべてである


・現代は「教育の時代」という人もいるが、
 私は「努力の時代」だと思う。
 努力すればそれなりに報いられる時代なのである。


・「知る教育」から「試す教育」への
 一八○度の軌道修正が必要なのである。


●最近、本田宗一郎の本を収集しています。


 だんだん分かってきたことは、
 宗一郎氏の「車が好き!」という情熱が
 組織に大きな影響を与えているということです。


 これこそホンダDNAなのかもしれません。


 さらに、トップ自身が、自分でやってみろ!
 失敗してもいいじゃないか!

 という考えですから、
 官僚主義がはびこるはずもありません。


 ホンダがここまで大きくなったのも
 必然といえるでしょう。


得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学
本田 宗一郎
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