「俺の考え」本田 宗一郎
2003/01/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
そのようにわれわれは言葉以外の何ものかで支配されているのだ。それは何か。一番大事なものは信頼だ。信頼の上に立っていない言葉は百万べんしゃべってもむだになるのではないか。信頼とは、一日一日のその人の履歴、人となりだと思う。
●私も会社に入って数年は
のらりくらりした生活を送っていました。
あるとき、先輩から
「おまえはこれまでの時間を
無駄に捨ててきたのだ。・・・・・・
信頼を得るのに3年はかかるぞ。」
といわれました。
●それから3年、血のにじむような努力をして・・・・・・
それはウソですが、それからなんとか
頑張って今の私があるわけです。
このメールマガジンも3年は続けないと、
信頼していただけないかもしれませんね。
この本で私が共感した名言
・技能というものは、その人一人の性格にこだわるから不安定である。アイデアで解決したものは安定している。そこにマスプロの妙味がある(p118)
・研究所にとって一番大切なことはその目的をはっきりさせることである(p70)
・あるテレビのコマーシャルを見ていると「うちはこういうたくさんの工程の検査をしていますからモノがいいのです」といっている・・検査しなきゃならないような品物をつくっていること自体がすでに悪い品物だということ・・「うちの品物は検査なしでもいいのです」というコマーシャルなら私は感心する(p103)
・機械を動かすにはガソリンとスパナがいるけれども、人間を動かすには、食糧(つまり金)と哲学がいる(p145)
【私の評価】★★★★☆(83点)
著者経歴
本田 宗一郎(ほんだ そういちろう)・・・1906年生まれ。1991年没。本田技研工業創業者。
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