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「地球温暖化「CO2犯人説」は世紀の大ウソ」

(2020年5月15日)|本のソムリエ メルマガ登録
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【私の評価】★★★★★(92点)


内容と感想

■実は、地球科学者の90%は
 「CO2が地球温暖化の原因」という説を
 信じていないという。


 なぜならば、地球科学者の間で、
 いまだに地球の気候変動の原因について
 議論があり、結論が出ていないからです。


 CO2地球温暖化は根拠が不明確であり、
 説明に誤りが多く、科学史上最大の
 スキャンダルになるだろうと
 本書は断言しています。


・「すべてCO2の影響」は多くの因子を無視した暴論・・・1900年から1940年くらいまでは暖かくて、1970年くらいまでは寒くて、それからまた気温が上がって・・・と。ただ、2000年くらいからは気温があまり変わっていない。私たちのように自然変動に注目している研究者は、そういった気候の変動に対して「なんでこうなっているんだ?」とずっと考えているわけです(伊藤)(p84)


■では、なぜCO2地球温暖化が
 現代社会の常識となっているのか。


 それはCO2地球温暖化やその対策としての
 排出権取引や炭素税等の仕組みで
 利益を得るグループの存在があるという。


 予算を確保したい官僚、研究者。
 金と技術を引き出したい発展途上国。
 資金を供給する富裕層やヘッジファンド。
 資金目当ての環境NGO。
 盲目的に報道するマスコミ。


 国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)
 はプロパガンダ用レポートを作成し、
 温暖化懐疑的な意見を
 発表するような科学者は、研究費、
 雇用面で不利になるのだという。


・私が観察してきた限り、IPCCは、国連・IMF・世界銀行という世界規模で炭素税を徴収したいグループが、その目的達成のためにさまざまな分野の研究組織・研究者たちを活用してプロパガンダ用レポートをつくらせる場・・・一度、露骨に私に圧力をかけようとして環境省の役人が電話してきたことがあったが、私はその男を逆に叱責してやった・・・私の海洋研究開発機構での研究職の契約更新は事務レベルで拒否されてしまった・・・アメリカでも、危機的温暖化説に懐疑的な意見を公にする科学者は、研究費獲得や論文発表、雇用などで不利な扱いを受ける傾向が明らかだ(中村)(p172)


■人類がこれから恐れるべきは
 地球温暖化ではなく
 これから確実に訪れるであろう
 地球寒冷化だと主張しています。


 なぜなら、地球は10万年の氷期と
 1万年の間氷期サイクルを繰り返しており、
 そろそろ1万年の間氷期が終了しようと
 しているタイミングだからです。


 仮に地球が寒冷化した場合、
 食料が不足することとなり、
 人類存亡の危機となります。


 もし寒冷化したらIPCCの人たちは
 どう言い訳をするのでしょうか。
 楽しみです。


 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感したところ

・奈良時代や江戸時代の寒冷化の時代をGCM(全球気候モデル)では再現できない(丸山)(p8)


・もともとIPCCは、2000年以降は急速に温暖化が進むと説明していたが、2010年になってもまだ温暖化の兆しがみえなかったため、2013年に発表した第5次評価書では、気温が急激に上昇するのは2030年ごろからだと理由もなく時期をずらした(丸山)(p18)


・2006年(平成18年豪雪年)に太陽活動が突然低下し、ここ10年ほどは日米欧で大雪が降るようになったので、困ったIPCC派学者たちは、「CO2温暖化で北極海氷が解け、北極上空と中緯度上空との気温差が小さくなったので、偏西風が弱くなり南北に蛇行しやすくなったためだ」と釈明している(p63)


・IPCCの第4次報告書では、静止衛星から測定した過去50年ほどの海面上昇は測定誤差は大きいが、およそ20センチ程度であろうと述べている・・・なぜツバルなどの島国では数メートルに達する海面上昇が起きているのか?答えはシンプルで、地下水の汲み上げが原因である(デビッド・アーチボルド)(p110)


・かつて、太陽活動の強弱(太陽黒点数の変化)に対応して、地球の気温変化が起きるという経験則から、太陽定数の変化が気温変動の原因であると考えられたことがあった。しかし、その変化を定量的に計算するとあまりにも小さく、観測による気温変化の10分の1程度にしかならない。そこで、スベンスマルクらは・・・宇宙線が空気中に作り出すイオンがエアロゾルの形成を助け、さらにそれが雲の地表被覆率の増減を駆動していると主張した(戎崎)(p48)


・私がいちばん説得力があると思ったのは2012年に発表されたある論文です・・・海表面温度をすべて調べ、1970年から2000年にかけて温度が上がっているのを確認したという内容でした。その理由について論文は・・・CO2の影響は小さく、海流の中の垂直方向での熱移動が原因だと結論づけられていました・・・いずれにせよ、CO2では気候変動を説明できません(伊藤)(p86)


・気候シミュレーションモデルは、現実の大気になんとなく似た大気をつくりだすプログラムと、現実の海洋とは似ても似つかない海洋をつくりだすプログラムと、極度に大雑把な雪・氷をつくりだすプログラムが組み合わされたコンピュータプログラムの集合体・・・最大の問題は、気候モデルすべてが、気候の形成と変動に最重要な役割をもつ太陽エネルギーを不変として扱っている点である(中村)(p159)


・実際に「これからはCO2を出さないエネルギーが必要」と申請書を書いて、お金を引っ張っている研究者はけっこういますよ・・・ポスドク(博士研究員)の人たちが「意向に沿ったデータが出るまでやれ」とボスから命じられ、みんな研究者としての葛藤でだんだんと精神が病んでいくなんて話も聞きましたね・・・ただ、ウソも方便という部分もあって、実はCO2が悪者にされている理由のひとつとして「大気汚染」の問題があります(伊藤)(p93)


・地球温暖化問題は、発展途上国が先進国から金と技術を引き出すための格好のアジェンダでもある(有馬)(p189)


・温暖化によって、北欧、中央アジア、カナダなどの中緯度から高緯度の地域は、大量の穀物生産地帯に変わり、また、家畜の大量生産に一役買った。もしこれが逆に、寒冷化によって・・・どれほどの食糧難になるのかは誰にでも想像できるだろう(デビッド・アーチボルド)(p104)


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▼引用は、この本からです。

丸山、戎崎他、宝島社


【私の評価】★★★★★(92点)


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目次

第1章 地球温暖化の原因は人為起源CO2ではない
第2章 温暖化は人類にとってメリットのほうが大きい―地球温暖化と世界の食糧生産
第3章 IPCCとメディア報道の嘘
第4章 寒冷化が招く異常気象の時代
第5章 本当の地球環境問題とは何か?
第6章 国連が招くカオスとプラネタリー・バウンダリーの真実
第7章 人類史上最大の試練の時代
終章 これからどうすべきか?


著者略歴

丸山茂徳(まるやましげのり):1949年、徳島県生まれ。東京工業大学地球生命研究所主任研究員。地球と生命の起源と進化を研究。2000年米国科学振興協会(AAAS)フェロー選出、2006年紫綬褒章受章。2014年、日本人で4人目となる米国地質学会名誉フェローに選出


戎崎俊一(えびすざきとしかず):1958年生まれ。国立研究開発法人理化学研究所主任研究員。86年、東京大学理学系大学院天文学専門課程修了、理学博士。アメリカ合衆国National Research Council、神戸大学大学院自然科学研究科、東京大学教養学部を経て1995年より現職。専門は天体物理学、計算科学


川島博之:1953年生まれ。ベトナムの複合企業グループであるビン・グループの主席経済顧問。東京大学工学系大学院博士課程修了。工学博士。農水省農業環境技術研究所、東京大学農学部准教授を経て現職


アーチボルド・デビッド:がんに関する研究をパースのカーティン大学で行っているオーストラリア人科学者。過去に地質学者として石油探査に従事。過去15年間に気候、戦略地政学的課題、戦闘機の設計に関する書籍、記事、論文を出版。


関係書籍

「異常気象の正体」ジョン・D.・コックス
「地球温暖化「CO2犯人説」は世紀の大ウソ」
「「地球温暖化」の不都合な真実」マーク・モラノ
「地球温暖化への挑戦」薬師院 仁志
「「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ」渡辺 正
「地球はもう温暖化していない: 科学と政治の大転換へ」深井 有
「正義で地球は救えない」池田 清彦
「排出権商人」黒木 亮
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか3」武田 邦彦
「恐怖の存在」マイクル・クライトン
「CO2温暖化論は数学的誤りか」木本 協司


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