【書評】「精神科医が教える 自分のままで幸せになる恋愛術」和田秀樹
2019/02/01公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
追えば逃げる、逃げれば追ってくる
私の恋愛観に近いなぁ、と思いながら読んだ一冊です。恋愛では自分磨きも大切ですが、もっと大切なのは自分に合った人を探すことです。自分が好きな人も大切ですが、素の自分を好きになってくれる人も大切だと思うのです。
仮に自分の好みの人が目の前にいるとして、その人を口説こうとすると、人の「追えば逃げたがる、逃げれば追いたがる」という心理が働きます。つまり、自分の好きな人を追いかけると、逃げていく可能性が高まってしまうのです。恋愛では、追いかけるのではなく、相手が追いかけてくる状況を作らなくてはならないのです。
自分磨きよりも「素の自分」を愛してくれる人を探す(p111)
異性との出会いの場を増やす
では、どうやってそうした相手を探すかといえば、場数を増やすのです。知っている異性が増えれば、チャンスが増えるし、話をする機会も増える。一人とつき合うより複数とつき合ったほうが異性との接し方にも慣れるということです。
そのために出会いをたくさん作ること。女性との接触の経験を積むのです。女性に慣れれば、緊張しなくなります。仮にフラれてもたいして精神上の負担にならなくなってくるという。
出会いがなければ、つくればいいのです・・・とにかく「打数」を増やすことを考えるのです・・とにかく、自分の興味の対象を出会いの場に繋げるのです(p54)
何人とでもお付き合いする
食事をするくらいの付き合いの人なら、何人とでもお付き合いするべきです。なぜなら相手がどんな人なのかは、つきあってみないとわからないからです。そして、複数の候補の中から選んでいるという立場になれば、かなり気楽に対応できるはずです。
そして相手が自分の好みでなければ、さっさとお断りをすればいいのです。本命を多くの異性の中から選ぶのですから、多くは切り捨てることになるのです。和田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・自分のニーズを知れば、満たしてくれる相手が見つかる(p23)
・20年先、30年先にどうなっているか。そこに思いを馳せてみるのです。そして、その人が将来も一緒に生きていける人かどうか、という視点で相手をウォッチしてみましょう(p173)
・マメに連絡をとる、それほど期間をあけずに会う、おたがいをもっと知るために話をする・・フォローとしてはそうしたことがあげられるでしょう(p97)
・生まれた家庭も違えば、育った環境も違う。受けた教育も周囲の人間関係も異なっている男女が、夫婦であろうと、恋人同士であろうと、一心同体になれるわけなど、そもそもあり得ないのです(p36)
海竜社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
序章 「自分のため」の恋愛をする
第1章 一人の相手に「すべて」を求めない
第2章 「出会いがない」は幻想
第3章 「うまくいかない」ときこそチャンス
第4章 「思い込み」があなたを不自由にしている
第5章 魅力的な人になるために「すぐ」できること
第6章 男女の心理はもともと「違う」
第7章 幸せな関係を「長く」続ける
終章 人生の「最終面」で幸せか
著者経歴
和田秀樹(わだ ひでき)・・・1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする
恋愛術関連書籍
「ぼくは愛を証明しようと思う。」藤沢 数希
「大金星」水野 敬や
「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」二村ヒトシ
「精神科医が教える 自分のままで幸せになる恋愛術」和田秀樹
「ワルの恋愛術-ワルな男は3秒で女を虜にする!」内藤 誼人
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