【書評】「40歳からの記憶術 想起力で差をつける」和田 秀樹
2018/10/19公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
本を書く記憶術
医師でありながら多数の著作のある和田さんの一冊です。和田さんの記憶術は、本を書くことです。本を書くことで考えが整理され、頭に記憶されるのです。
和田さんは、覚えたい事柄について、納得するまで理解を深めると頭に入ると言う。当たり前ですね。だから脳に入力するよりも、脳から出力する割合を上げるのです。そうすることで、思い出す想起の場数が増え、記憶は定着するのです。
私にとって幸運なのは、本を書くということを通じて、そのたびに知識がまた貯蔵されるということです(p56)
繰り返すことが記憶術の王道
もちろん普通の記憶術も使っています。人の名前を覚えるために名前を繰り返し使います。会話の中に入れて声に出してみるのです。
メールでも会社や役職者や名前を書くことで、頭にはいります。繰り返すことが記憶術の王道なのです。
何度も使う。名前は、「〇〇さんは」と会話の中に入れて、声に出して繰り返し言いながら覚える。メールでは、社名や役職名、フルネームで宛名を書き、文中でも使うようにする(p69)
アウトプット記憶術
和田さんの記憶術は、基本的にアウトプット記憶術だと思いました。アウトプットするからこそインプットが必要であり、記憶されるのです。
和田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・仕事として使えるのは、名前を知っている人より、どんな理論かを覚えている人のほうです(p78)
・効果的なアウトプットから逆算してインプットする(p112)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013-01-29)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第1章 記憶のメカニズム 記銘力より想起力
第2章 想起力を高める方法
第3章 想起力が二十一世紀の頭のよさを決定する
エピローグ 想起力で人生を豊かにする
著者経歴
和田秀樹(わだ ひでき)・・・1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする
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