「仕事に幸せを感じる働き方」横山 信治
2014/11/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
サラリーマンに贈るサラリーマンの仕事の作法です。職場の上司が無能。先輩が仕事を教えてくれない。仕事が面白くない。そう感じて、不平不満を言い、さらには転職を考えている人が巷には多いらしい。
著者は、不平不満と転職は止めなさい!と助言しています。なぜなら今、「『仕事』がつまらない。転職したい」と不平不満を考えているような人が、仮に転職をしても、また同じ不平不満を持つだろうからです。
・相手が自分のことを正しく評価してくれない・・・本当の自分は、あなたが考えている自分ではなく、周りから見た自分、上司から見た自分ですよ(p32)
その理由は、転職しても、無能な上司と出会うからです。つまり、完璧な上司などこの世にはほどんどいないのです。だから、転職して成功するような人は、不平不満を言わないのです。
さらには、成功する人は無能の上司を出世させるのです。その結果、自分も出世するのです。つまり、上司のためではなく、自分のために、上司が喜ぶ仕事をすることです。
・会社で上位5%に入るのは、どういう人でしょうか。
それは「常にプラスワンの仕事ができる」人です(p89)
転職をして成功する人とは、今の会社で上位の5%にいる人や、本当にやりたい仕事をしたいと思っている人だという。
つまり経営者が求めているのは、現在の商品を工夫して売ってくれる社員なのですから、今の職場でどうすればお客様が喜んでくれるかを考えることができなければ、転職してもダメなのです。
完璧でない人間に完璧を求めると、自分を滅ぼすということがわかりました。不完全な人たちが協力しあって良いものを作っていくのが、会社なのでしょう。横山さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・映画評論家の故・淀川長治さんの「私はいまだかつて、嫌いな人に逢ったことがない」・・には続きがあります。「嫌いな人とは話さなかったから」で終わるのです(p125)
・人は無責任に好き勝手なことを言います・・・真実でない批判や噂話は、聞き流せばいいのです・・批判している相手を変えることはできません。どんな職場にも必ずいます。人を批判する人が(p140)
・批判に腹を立てないコツは、言い訳や、自己弁解しないことです(p142)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
はじめに プロローグ まずは自分の「位置」を知ろう
第1章 転職しても不満は消えない
第2章 仕事の不満はこうしてなくそう
第3章 仕事に幸せを感じる働き方とは?
第4章 大嫌いなあの人と、仲良くできる!
第5章 プロフェッショナルの仕事の姿勢
第6章 仕事で夢をかなえるために
おわりに
著者経歴
横山信治(よこやま のぶはる)・・・1982年、日本信販株式会社(現三菱UFJニコス)入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから、全国No.1営業へ。2001年、ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)SBIモーゲージ株式会社設立に参画。当初4人の会社を従業員250名、店舗数191の上場会社へ成長させる。その後、東証一部上場の金融グループの役員・社長を経て、2014年4月独立。現在、東京・大阪で毎月1回「横山塾」を開催中。
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