「「感謝! 」言うてたら、ホンマに儲かりまっせ!」横山 信治
2018/02/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
■著者の横山さんは、
40歳まで借金まみれの
どん底生活でした。
自分は株式投資に失敗し、
父親の会社も倒産して一家離散。
仕事でも営業マンとして頑張って、
調子に乗って上司を批判したら
左遷され、うつ病を発症。
ところが成功者の真似をはじめたら
一転、上場会社の常務となり、
関連会社社長で転出。
今は独立して
この本を書いているのです。
・成功してお金持ちになる人と、そうでない人の違いに興味を持ち、研究しているうちに、知らず知らずにお金持ちんになる人の真似をしていました(p16)
■何が変わったのでしょうか。
横山さんは、
口にする言葉が変わったという。
それまでは、
自分が正しいと思うことを
口にしていました。
それは事実であるがゆえに、
相手は傷つき
敵を増やしてしまったのですね。
そうした失敗から、
正論で相手を論破する人は
バカだと断言しています。
正しいことではなく、
明るく楽しい言葉を口にするように
なったら、人生が好転したのです。
・魅力的な経営者は、バカになれる人です・・バカになれる人は、人の意見にケチをつけたり、正義を振りかざすことはありません・・バカになれる人は人望も厚く、人から好かれます(p149)
■横山さんは、反省上手であり
真似上手だと思いました。
横山さんは大失敗をきっかけに
自分に足りないところを反省し、
成功者に学びながら、
自分をちょっと変えてみたのです。
正しい人がバカであり、
バカになれる人が正しい。
世の中とは不思議なものですね。
横山さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・最初はその道の成功者を真似ることが一番の近道です。基礎がないまま独自の方法で進めてしまうと、労力ばかりかかり遠回りになることが多いのです(p55)
・毎朝自分の欲しいものを、鏡に向かって唱えたのです・・言葉に出して脳でイメージすれば、意識的に実現すべく行動をとります(p47)
・指示されたときに、「はい。喜んで!」と前向きな言葉を発することにより、脳は「自分の意思で選んだ仕事なんだ、きっと楽しい仕事だろう」と錯覚します(p90)
・本当にバカな人とは、知識を人に自慢する人です。または、変に知識があるが故に、正当論で相手の意見を論破しようとする人です(p146)
・人にプレゼントする行為は「人に喜んでもらうこと」・・誰かと食事に出かけたり、旅行に行くなどの「体験」に使うことは、人と喜びを共有するということ・・あなたならお金をどのように遣いますか(p111)
・主語を「私」から、他者に向けてみましょう・・「上司の〇〇さんの成績を上げるために頑張ろう」「恋人が喜ぶようなデートプランを考えよう」・・他人の喜びを考えるとき、自分のことを忘れて苦しみから解放されます(p144)
・失敗や逆境は間違いを教えてくれるきっかけなのだ・・失敗したときは、自分を責めず、他人を責めず、やり方を変える(p99)
・自分を許す・・・他人を許すのは難しいですが、自分を許すのはもっと難しいです(p189)
・金運の持ち主は・・親に感謝の気持ちを忘れない(p157)
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▼引用は、この本からです。
実業之日本社
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
第1章 ポジティブワードでお金を引き寄せる
第2章 お金に恵まれる人の思考法
第3章 お金持ちのコミュニケーション術
第4章 金運を呼び込む習慣
著者経歴
横山信治(よこやま のぶはる)・・・1982年、日本信販株式会社(現三菱UFJニコス)入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから、全国No.1営業へ。2001年、ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)SBIモーゲージ株式会社設立に参画。当初4人の会社を従業員250名、店舗数191の上場会社へ成長させる。その後、東証一部上場の金融グループの役員・社長を経て、2014年4月独立。現在、東京・大阪で毎月1回「横山塾」を開催中。