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「父親業!「仕事か、家庭か」で悩まないビジネスマンのルール」中山和義

2013/08/05公開 更新
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父親業! ―「仕事か、家庭か」で悩まないビジネスマンのルール


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

 ちょうど高2の息子、中2の娘のいる私にぴったりの一冊でした。子どもはすぐに大きくなって、数年もしたらいなくなってしまいます。「今できることは何なのか。」という大切なことを考えさせてくれる一冊でした。


 やはり、子どもを変えるのではなく、自分が何を変えるのか、ということです。子どもは親のマネをしますので、まず自分が手本を示す必要があります。早起きをしてほしいなら、自分も早起き。本を読んでほしいなら、自分も読む。夢を持ってほしいなら、自分も持つのです。


 そして短い時間でも、一緒に遊んだり、本を読んだり、運動をしたりする時間を持つことを著者は推奨しています。子どもがやりたがることは、それが無駄に思えるようなことでも、応援してあげることが大切なのでしょう。


・父親がなにげなく繰り返して話す言葉ほど、子どもは記憶して、まねをするようになります・・・「楽しい」「嬉しい」「いいね」というような、聞いた人の気持ちを明るくする言葉を口ぐせにする(p35)


 子ども一人ひとりに専用のアルバムを作って、写真や思い出を貼っていくというアイデアが書いてありました。子どもに学校や幼稚園であったことをまめに聞くことも、子どもを知るために重要です。これは採用させていただきます。これだけでも読む価値があったと思います。


 また、家族の記念日には「誕生日、おめでとう。お父さんの子どもに生まれてくれて、ありがとう」といったメッセージを伝えるのも採用しました。日頃から笑顔で挨拶を交わすことで、「おまえのことを愛している」という気持ちを子どもに伝えることができるはずです。


 中山さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・夏休みが始まる前に、カレンダーに、どの宿題をいつまでに終わらせるのかを、一緒に考えていきます。・・・睡眠の時間や食事、勉強の時間などを記入していきます・・・「自分で立てたんだから、この計画通りにできるよね」(p64)


簡単に解決方法を教えないということも大切です。理由は、悩むことによって、夢を達成する力が育つからです(p76)


・子どもに、平和の大切さに気づいてもらいたいのならば、鹿児島の知覧にある知覧特攻平和会館に行くことをお勧めします・・生きたくても、日本の将来のために、自らの命を捨てて戦ってくれた特攻隊員の言葉には、もらった命を大切にしなければいけないという願いが感じられます(p182)


父親業! ―「仕事か、家庭か」で悩まないビジネスマンのルール
中山和義
きずな出版
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【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

はじめに 「父親の役割」とは何か
第1章 自信のある子に育てよう
第2章 子どもの夢を応援する
第3章 人間関係の基礎をつくる
第4章 心とからだの危険信号に気づく
第5章 家族のルールを決める
第6章 生まれてくれたことに感謝する
おわりに



著者経歴

 中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている


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この著者の本


コメント(1)

先日プレゼントでいただきました

「父親業!「仕事か、家庭か」で悩まないビジネスマンのルール」

を読ませていただき、
親の模範やちょっとした言葉が大切だと、
2児の父としてとても実践的内容で
感謝しております。

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