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「上達のコツ-コツをつかめば、誰でもレベルを上げられる」中山 和義

2015/07/28公開 更新
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上達のコツ-コツをつかめば、誰でもレベルを上げられる


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

 テニススクールオーナーが教える上達のコツです。テニスも仕事も他の競技も、上達のコツは同じ。正しい努力を、あきらめずに続けていくことが大事なのです。


 例えば、毎日10分間、一つの技術の練習をする。英語なら、毎日10分間だけ、ラジオかテレビで英会話を集中して聞きつづけるという方法があります。何か上達させるポイントは、基本的な練習をいかに繰り返し、正確におこなうかということなのです。


・何かを上達させたことがある人は、どんなことも努力をすれば必ず乗り越えられるという自信を手に入れています(p179)


 上達する過程には、かならず停滞の時期(プラトー)があります。技術の壁があり、精神の壁があり、体力の壁があります。そうした停滞があることを知り、あきらめずに練習を繰り返すことができるのかどうかが勝負です。


 うまくいかない人は、ここで続けることをやめてしまい、うまくいく人が知っている世界を体験する前に終わってしまうのです。そうならないためにも、例えば練習の記録を残しておくとか、調子がいいと感じたときに、動画を撮って残しておくなどの方法も効果的です。


・ブームに踊らされてしまう人は、上達の喜びを得る前に、自分とは合っていなかったと思い込んで、次のブームに興味が移ってしまうことが多いのです(p38)


 多くの人を育てた著者だからこそ、伝えることのできることがあるのだと思いました。そして、継続した先にあるものを知るためには、続けるしかないこともわかりました。中山さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・マイケル・チャンコーチは、錦織選手に・・「絶対に勝てる」「自分を信じなさい」という言葉を繰り返し言いつづけました(p3)


・生徒さんに確信を持ってもらうためには、このトーナメントに出場して、勝利している自分の姿を明確に想像してもらうようにしています(p94)


・本番や試合で、緊張しないためには、「練習のときに、あれだけできていたんだから、大丈夫だ。絶対にできる」と思えることです(p104)


上達のコツ-コツをつかめば、誰でもレベルを上げられる
中山 和義
きずな出版
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【私の評価】★★★★★(90点)


目次

第1章 どうして、なかなか上達できないのか
第2章 練習する前に必要な準備
第3章 基本をとことん身につける
第4章 メンタルを強化する
第5章 伸び悩みの時期を乗り越える
第6章 コーチの力を活用する
第7章 上達を維持するために把握すること



著者経歴

 中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている


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