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「人生の目的に気づく24の物語」中山和義

2016/04/01公開 更新
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人生の目的に気づく24の物語


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 「事実は小説より奇なり」と言いますが、実際のストーリーが人の心を動かし、人生を変えることがあります。この本には、人生を変えた24のストーリーがあるのです。


・自分が必要としているストーリーや言葉に出会ったときに、はじめて「自分は何のために生きるのか?」という人生の目的に気づくことができる(p4)


 人の人生を変えるのは、やはり家族との人間関係でしょう。お金がないのに、進学のお金を必死に稼いでくれた。病気の家族をみんなで励ました。自分は一人ではないと気づいたとき人生は変わるのでしょう。


・私が一番嬉しかったことは、母に『もう内職はしなくていいんだよ』と言えたことです(p37)


 仕事においても、仕事とは何なのか。自分は何のために仕事をしているのか。お金のためなのか。お客様のメリットのためなのか。そうした本質的なことを、どう考えているかが、大事だと思いました。


 著者は、「命を使う」と書いて「使命」であり、あなたの使命は、いったい何なのか?と問いかけてくるのです。中山さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・マザー・テレサが最初に行った活動は、自分の身近な人たちへの活動でした(p104)


・他人に心から優しくしてきた方は、死を前にしても後悔が少ないんですよ(p33)


・病気になるほど頑張るって、すごいことだよ(p65)


人生の目的に気づく24の物語
人生の目的に気づく24の物語
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中山和義
フォレスト出版
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

Chapter 1 人間関係を見つめる物語
Chapter 2 仕事を見つめる物語
Chapter 3 与えられた環境を見つめる物語
Chapter 4 生き方を見つめる物語



著者経歴

 中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている


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